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「顔を出している職業なので仕方ない」 パリ五輪でも活躍の逸材23歳…藤尾翔太の胸中【インタビュー】

FOOTBALL ZONE / 2024年10月4日 6時50分

■FC町田ゼルビアの藤尾翔太、海外挑戦そして日本代表への思いも明かす

 FC町田ゼルビアは、初となるJ1の舞台で優勝争いを展開している。そんななか、クラブの躍進とともに急成長を遂げたのが、23歳のFW藤尾翔太だ。U-23日本代表としてパリ五輪で活躍し、PKでの水かけ騒動でも話題をさらった。すべては勝利のため――。献身的なプレーが光る若武者の素顔に迫る。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大/全2回の1回目)

   ◇   ◇   ◇

 藤尾は2020年にセレッソ大阪でデビューし、2021年は水戸ホーリーホック、2022年は徳島ヴォルティスへ育成型期限付き移籍を経験。そして昨年、町田に加わるとJ2リーグ戦33試合で8ゴールを決め、チームの優勝に貢献した。その勢いのままJ1でも結果を残すと、パリ五輪初戦のパラグアイ戦で2ゴールを決めた。

 第32節のアウェー広島戦を終えた時点で26試合に出場し、9ゴール1アシストをマーク。一方、PKの水かけ騒動で世間の注目も集めているが「顔を出している職業なので仕方ないと思っています」と明かす。

 憎らしいほどのプレースタイルは賛否も呼ぶが、ピッチを離れると普通の23歳。「もう、すごいよう喋る。なんでこんなにってくらい。1番喋ってるんちゃうかな。僕、生まれがやっぱ大阪なので」。GK谷晃生、MF仙頭啓矢と騒いでいると、黒田剛監督から「ほんまうるさいな」とツッコミが入るという。

「晃生がようボケるんで(普段は)ツッコんでるかもしれない。先輩からしてもたぶん僕はすごく絡みやすいと思う」

 新加入選手とも積極的にコミュニケーションを取り、7月23日に移籍してきたばかりのMF相馬勇紀とも、「よく喋りますし、ご飯も行きます」というほど。藤尾の周りからは常に笑顔が絶えない。

 一方で、サッカーには誰よりもストイックに取り組む。「デュークのヘディングの技術であったりとか、エリキの嗅覚であったりとか。そういうところを日頃から見ながら、自分に取り入れられる部分は取り入れるように意識をしています」。日々の練習から目的意識を持つ姿は、23歳と思えないほど頼もしい。

「海外挑戦もいい条件でタイミングがあれば行きたいです。でも、まずは今このチームにいるので、しっかり優勝できるように尽力するのが一番。目指すべきところは日本代表。このチームで優勝するために点をたくさん量産していれば選ばれる可能性はあると思うので、そこを目指してやっていきたいと思います」

 将来的な海外挑戦、日本代表も見据える23歳。「僕のゴールを決める姿をみんなが望んでいると思いますし、サポーターの皆さんも子どもたちもすごく喜んでくれる。試合に勝つ喜びであったり、ゴールを決めた喜びをたくさん届けたいなと思っています」。チームを初昇格即優勝に導き、笑顔を見せてくれるだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部・工藤慶大 / Keita Kudo)

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