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無念のベンチ外も「代表の宿命」 日本代表OBが考える起用法のシビアな現状「恨みっこなし」【見解】

FOOTBALL ZONE / 2024年10月4日 11時30分

■【専門家の目|栗原勇蔵】旗手怜央はユーティリティー性を誇るも「選ばれたから使われるわけではない」

 森保一監督率いる日本代表は10月3日、2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選を戦う10月のサウジアラビア戦(11日=ジッダ)、オーストラリア戦(15日=埼玉)に向けたメンバー27人を発表した。MF旗手怜央(セルティック)は前回の9月シリーズでは招集されながらベンチ外で出番はなかったが、元日本代表DF栗原勇蔵氏は「それが代表選手の宿命」と自身の経験を基に見解を述べている。(取材・構成=FOOTBALL ZONE編集部)

   ◇   ◇   ◇   

 日本代表は9月にW杯アジア最終予選で中国(ホーム/7-0)、バーレーン(5-0)と対戦してそれぞれ大勝。しかし、旗手自身はメンバーに選ばれながら、2戦とも試合に出場できる23人の登録メンバーに入ることができなかった。

 今季スコットランド1部スコティッシュ・プレミアシップでは、ここまで6試合中5試合に先発して2得点をマーク。そのなかで、10月の日本代表メンバー27人に選ばれた。

 2列目など攻撃的なポジションから、ボランチ、サイドバックまで幅広くこなせる旗手のユーティリティーが評価されての選出と言える。ただ、長距離移動のうえに、再び試合に出られない状況となれば、心身ともにダメージは大きい。

 2014年のブラジルW杯アジア最終予選など、日本代表で19キャップ(先発13試合、途中出場7試合)を刻んだ栗原氏は、「つらいところだけど、それが代表選手の宿命」と見解を述べる。

「チームなので、選ばれたからといって使われるわけではない。ただ、クラブと違うのは、(戦力として)必要なければ呼ばれない。旗手はどこでもレベルの高いプレーはするけど、いずれも2番手、3番手。いわゆる緊急事態要員だと思います。僕も海外に行って試合に出られず、コンディションが崩れることもありましたけど、それは代表の宿命。実力的にまだまだ足りないからベンチなんだなと思っていました。もちろん苦しかったです。ただ、圧倒的な力があれば出ているはず。旗手は海外での経験もあるし、ポテンシャルは高い。チャンスがあれば使ってほしいですけど、それはどの選手も同じなので、恨みっこなしです」

 10月シリーズで旗手に出番が巡ってくるのか、こちらもポイントの1つになりそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)

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