強さゆえの問題点「サッカーの怖いところ」 日本代表OBが指摘…圧倒しすぎて陥った罠【見解】
FOOTBALL ZONE / 2024年10月16日 6時50分
■【専門家の目|栗原勇蔵】その後の谷口を称賛「修正できたのはいい選手の証」
日本代表は10月15日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第4節に臨み、オーストラリア代表とホームで1-1の引き分けに終わった。最終予選での初失点は、まさかのオウンゴール。日本代表OBの栗原勇蔵氏は、「そこがサッカーの怖いところかなと改めて思いました」と強さ故の問題点を指摘した。(取材・構成=FOOTBALL ZONE編集部)
◇ ◇ ◇
日本は前半からポゼッション率70%を超えるなどゲームをコントロールしたが、ブロックを敷いた相手に跳ね返されて得点できず。すると後半13分、GK鈴木彩艶のフィードを奪われ、MFルイス・ミラーが右サイドからクロス。戻りながら対応したDF谷口彰悟がクリアしようとしたボールがゴールに吸い込まれた。
右足のアウトサイドでのクリアがミートせず、まさかの方向に飛び、谷口は頭を抱えて呆然。同じ代表DFとしてオーストラリア代表との対戦経験もある栗原氏は、「難しいですね。戻りながらというのももちろんあるし、ボール触る角度1つ間違えるだけでああいう嘘みたいな失点になってしまう」と言及した。
さらに指摘したのは「ここ最近の試合で圧倒しすぎていた」という点。最終予選の3試合では計14-0、守備の時間が少ない試合も多かった。「集中していないわけじゃないんですけど、守備に慣れていない。ピンチが少なくてたまに来ると、ワンチャンスをものにされるということはよく起きる」と見解を述べた。
「やっぱりやった張本人はちょっと凹んだり、オウンゴールはなかなかないので、多少メンタル来るはずですけど、その後は普通に落ち着いてやっていたのはさすがだなと。起きてしまった後にどうするかという時間もありましたけど、修正というか普通にできたところは、やはりいい選手の証かなとは思います」
試合は後半31分、MF中村敬斗が鋭いクロスで相手のオウンゴールを誘い、1-1のドローで終了。「谷口みたいな経験豊富な選手でもああいうプレーをやったりするので、そこがサッカーの怖いところかなと改めて思いました」。森保ジャパンがかつてないほどの強さを見せるからこそ陥ってしまった失点だった。(FOOTBALL ZONE編集部)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
日本代表OB「また圧勝できちゃうかなって雰囲気あった」 引き分けでも意味があるワケ【見解】
FOOTBALL ZONE / 2024年10月16日 13時30分
-
日本を阻んだ2mの壁「強豪相手だと苦しい」 嵌められた久保建英…代表OBが挙げる課題【見解】
FOOTBALL ZONE / 2024年10月16日 12時1分
-
豪州は「昔のほうが怖かった」 代表OBが日本の弱点指摘…肉弾戦は「4対6で負ける」【見解】
FOOTBALL ZONE / 2024年10月16日 7時20分
-
「雑な攻撃されたほうが日本は脆い」 代表OBが指摘する豪州戦の「少し不安」な要素【見解】
FOOTBALL ZONE / 2024年10月15日 8時30分
-
2戦13失点で「このままだとバラバラに」 J名門の危機、OBが守備崩壊の要因指摘【見解】
FOOTBALL ZONE / 2024年9月25日 7時20分
ランキング
-
1由規、引退会見でファンを想い涙 「よくやったなと自分を褒めてあげたい」 右肩手術を乗り越え17年間の現役生活
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年10月16日 19時13分
-
2DeNA魂のファイナルS開幕戦勝利!佐野が完璧V弾、代打・筒香が雄叫び打、ケイ快投で5投手完封リレー
スポニチアネックス / 2024年10月16日 21時9分
-
3大谷翔平「無安打」の陰で、ロバーツ監督の“迷采配”が大炎上。ドジャースファンから怒り心頭の声も
日刊SPA! / 2024年10月16日 15時50分
-
4NYメディアの“大谷投稿”が物議 蒸し返された事件…ファンも呆れ「馬鹿げている」
Full-Count / 2024年10月16日 17時29分
-
5史上初!東海大柔道部から角界入り 岡田綾太朗が高田川部屋へ入門 きっかけはウルフ・アロン
スポニチアネックス / 2024年10月16日 20時8分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください