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バスに2時間缶詰で「クレイジーなまでに混乱」 アップ時間短縮…豪州代表のJ助っ人FWが回想

FOOTBALL ZONE / 2024年10月17日 7時1分

■ミッチェル・デュークは日本戦にスタメン出場

 オーストラリア代表は10月15日に行われた北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で日本代表と対戦し、1-1で引き分けた。この試合に先発出場したFWミッチェル・デュークは、「大きな勝ち点1だ」とアウェーでのドローを振り返った。

 J1のFC町田ゼルビアに所属するデュークは、試合前から日本との試合を楽しみにしていた。今予選、オーストラリアは初戦のバーレーン戦に0-1で敗れると、続くインドネシア戦でもスコアレスドローに終わり、グラハム・アーノルド監督が退任。元広島DFのトニー・ポポヴィッチ監督が指揮を執り、第3節の中国戦で3-1の初勝利を挙げ、日本に乗り込んできた。

 そうして迎えた一戦でオーストラリアは日本に攻め込まれながらも、相手のオウンゴールで先制。しかし、後半31分に途中出場したMF中村敬斗の突破からオウンゴールを誘発された。それでも最後まで2点目を与えずに、アウェーで勝ち点1を手にした。

 この試合に最善の状態で臨みたかったオーストラリアだったが、デュークは「クレイジーなまでに混乱した状態で準備をすることになった」と試合前の事を振り返った。「僕たちは事故渋滞によって2時間を越えるバス移動を強いられたんだ。ウォーミングアップにも遅れて、わずか15分から20分しか時間がなかった。試合への準備時間も足りなかったから、とても難しかった。僕たちが望むようなものではなかったけれど、選手たちはよく対応したと思う」と、埼玉スタジアム周辺で起きた事故の影響で十分な準備ができなかったことを明かした。

 それでも、そのことに囚われなかったことが良かったと振り返る。「僕たちの今日のメンタリティは素晴らしかったと思う。その(渋滞に巻き込まれた)ことを必要以上に意識しなかったし、『クソ、なんてことだ。良い準備ができないじゃないか』などと考えてネガティブな感情を持ちたくもなかった。そうではなくて、僕たちは自分たちができることは何かを考えて、可能な限りの良いアップをして言い訳なしに、やるべきことをやろうと試合に臨んだんだ」。

 さらに「日本代表は、僕の考えでは今世界で最も重要なチームの一つだと思う。細かくは覚えてないが何試合もゴールを許していなくて、狂ったように得点を重ねていて。だからこそ、日本から勝ち点1を持ち帰れることは、僕たちの日本遠征がとてもとても上手くいったことを示していると思う」と、6試合無失点だった日本からの勝ち点1獲得の価値をかみしめた。

 日本について「僕たちはどれだけボールを持った時の彼らが脅威になるかはわかっていたし、テクニックはとても、とても、とても高い。相手をなぎ倒せるし、多くのチャンスを作ってゴールの山を築いてきたことは周知のとおりだ」と言い、この試合に向けて普段以上に守ることを意識したと語った。

「だから、僕たちは守備面に大きく舵を切る必要があるとわかっていたし、本当に僕たちは良くやったと思う。そして実際に彼らに決定的な場面をそれほど作らせなかったことは、僕たちにとっても大きな自信になる。そして、今回のシリーズではそれこそが重要だった。この2試合で僕たちは負けないこと。そして可能な限りの勝ち点を得ることが重要だったからね」

 開幕2試合で監督が交代するなど大きく揺れていたオーストラリアだが、新監督の下、新たなスタートを切った10月の2試合でしっかりと自分たちの現在地を確認できたようだ。(河合 拓 / Taku Kawai)

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