国内10試合ぶりの“0”「寝る間も惜しんでいる」 チーム一丸で図る守備の立て直し
FOOTBALL ZONE / 2024年10月19日 12時30分
■指揮官が試合後の会見で守備の立て直しに言及
横浜F・マリノスは10月18日、J1リーグ第34節でアルビレックス新潟と対戦しスコアレスドローに終った。勝ちきれなかったとはいえ、守備が課題だったなかでのクリーンシート。間近に迫るアジアの戦いへ、指揮官は好材料を感じている。
勝利を掴むための1点が遠かった。それでも、ピンチの場面では身体を張りゴールを割らせなかった。国内公式戦に限れば、横浜FMがクリーンシートを達成したのはリーグ第28節セレッソ大阪戦(ホーム/4-0)以来となる10試合ぶり。大量失点が目立った一時期と比べ、光が差した。
試合後の会見で、チームを率いるジョン・ハッチンソン監督は直近の試合で感じていた守備面の課題をこう説明している。
「切り替えの遅さが目立っていました。失ったあとにぽっかりとスペースが空いてしまい、マークにも付き切れていなかった」
そうした状況下、特に重く受け止めたのはルヴァンカップ準決勝の名古屋グランパスとの2試合だ。敗退となったトータル4失点の原因はすべてセットプレー(コーナーキックとスローインから2点ずつ)。「その点の修正はしなければいけなかった」とハッチンソン監督の言葉どおり、新潟戦では綻びを見せなかった。
また、ハッチンソン監督は10月22日に行われるAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)リーグステージ第3節の山東泰山戦にも言及。「(相手は)ロングボールが多く、セカンドボールを積極的に拾ってくる。名古屋と似たプレースタイルと思っています」とし、守備修正の手応えと併せて敵地での勝利にイメージを膨らませた。
ピッチで戦う選手はもちろん、「みんなが寝る間も惜しんで日々仕事をしているのを見ている」と会見ではスタッフらのハードワークも労った指揮官。チーム一丸、浮上の姿を見せようとしている。(FOOTBALL ZONE編集部・山内亮治 / Ryoji Yamauchi)
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