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タレント多数の日本代表に「重要なミッション」 OB指摘、W杯への未来を握る鍵【見解】

FOOTBALL ZONE / 2024年10月20日 8時40分

■アウェー2連戦の注目ポイントを太田氏が考察

 森保一監督が率いる日本代表(FIFAランキング16位)は10月15日、ホーム(埼玉スタジアム)で行われた2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第4戦でオーストラリア(同25位)と対戦し、1-1の引き分けとなった。日本はこれで最終予選3勝1分。勝ち点10でグループ首位に立つなか、元日本代表DF太田宏介氏が今後の展望を独自の視点から語っている。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・金子拳也)

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 初戦ホームで中国を7-0と圧倒した日本は、続く第2戦でバーレーンを敵地で5-0撃破。アウェーの地でサウジアラビアと対戦した第3戦でも2-0の勝利を飾る。15日に埼玉スタジアム行われたオーストラリア戦は不運なオウンゴールもあり苦戦を強いられたものの、1-1のドローで勝ち点1を獲得した。

 日本は今後、11月にアウェー2連戦(15日インドネシア戦/19日中国戦)が待ち構える。太田氏は「勝ち点1の引き引き分けを引きずらない、うまく切り替えることが大事です。またヨーロッパ組は一度所属クラブに戻って、再度予選でアジアに帰ってくる。この1年の中でもかなりタフなシーズン時期になるので、まずは怪我をしないことですね」と、11月の注意点を指摘した。

 次のインドネシアについては「オーストラリア、サウジアラビアと引き分けていますからね。アウェー特有の難しさもあります」と印象を語る。ただそんなインドネシアも、第4戦の中国とのアウェー戦で1-2と敗れる形に。中国には前回7発快勝の日本だが、リベンジマッチとなるもう一方の相手にも警戒は必須だ。

 太田氏は試合の注目ポイントとして「先制点」の重要さも説く。「向こうもホームで勝たなければならない状況になってくると思うので、前がかりになって出てくるはずです。そういったところでカウンター狙うとかも大事になりそうですね」と予想し、「凄くアウェーの試合でハマると思いますけどね」とスピードが持ち味のFW前田大然をキーマンとして推している。

 また「ここからもっと強豪国とかになってくると、それこそ前田選手の前からのプレスみたいなところは、ミスを誘ったりとかカウンターそこから発動させたりっていうところで、かなり有効的になると思います」と太田氏は語っており、アジア予選を勝ち抜いた際のW杯本線でも重要な存在になると見ているようだ。

 FWでは途中出場が続く小川航基にも言及。太田氏はオランダ1部エールディビジの試合解説を務めており、NECナイメヘンに所属する小川の活躍を見守ってきた。「上田綺世選手と小川航基選手はずっと見ていて…。特に小川選手は最近調子がいいので、スタートで見てみたいですね」と2人のポジション争いも楽しみな要素の1つだと語った。

 そのうえで、前線で豊富なタレントが揃う現在の日本代表について「この前線の強烈な個のクオリティーを森保監督がどうやってマネジメントして、どうモチベーションをコントロールできるかっていうのは、森保監督を含め、代表スタッフのこれからの重要なミッションになると思います」と指摘。さまざまなパターンを試すなかで、選手起用にも注目していた。(FOOTBALL ZONE編集部・金子拳也 / Kenya Kaneko)

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