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J2降格決定の鳥栖「会社、フロントすべてで準備を」 在籍10年目で感じた今季の「つぎはぎ」

FOOTBALL ZONE / 2024年10月19日 17時55分

■13年間J1に在籍した鳥栖の降格が決定

 サガン鳥栖は2012年に昇格後初めてのJ2降格が決定した。10月19日、J1リーグ第34節の京都サンガF.C.戦で0-2の完敗を喫し、他会場の結果によりJ1残留の可能性がなくなった。午後3時キックオフだった湘南ベルマーレの結果は、試合後の取材対応中に決まり、選手はその場で降格の事実を突きつけられた。10年間鳥栖でプレーするMF福田晃斗は今年の状況を「つぎはぎ」という言葉で表した。

 無情にも試合終了のホイッスルが鳴り響いた。他会場の状況次第だが、この時点で残留は絶望的。試合後の取材中、湘南が首位のサンフレッチェ広島相手に勝ち越し、勝利を収めた一報が入った。これにて鳥栖のJ2降格が決定。取材エリアに現れた福田の表情は硬く厳しいものだった。

「僕が在籍してきた中でも、残り1試合で残留を勝ち取るという年が2回ぐらいありまして、そういったときにも、苦しい状況でしたけど、今回は初めて落ちるというところで、今まで何とか残留を勝ち取ってきた年もありましたけど、こうやって降格するにあたり、チームがガラッとまたどうしていきたいのかというところと、変わっていかないといけない部分で、つぎはぎで何とかしてきた部分もあると思います。そこを選手だけじゃなくて会社、フロントすべてサガン鳥栖としてまた上に上がるための準備をしていかないといけない」

 鳥栖がJ1昇格を果たした翌年の2013年、鹿屋体大在籍中に特別指定選手としてデビューした福田。15年シーズンから加入し、19年まで在籍。湘南、アルビレックス新潟を挟んでまた22年に復帰した。約10年間、鳥栖でプレーするなかでは18年、19年など厳しい残留争いに巻き込まれたシーズンもあった。それを何度も乗り越えてきただけに、今年突き付けられた現実は酷だ。

「サガン鳥栖に関わるすべての人たちでどうにかまた、上の景色を見られるように。それはもう本当選手はもちろんですが、みんなでやっていく必要があると思う」

 サガン鳥栖の由来でもある“砂岩”のように、この現実を受け入れて今一度クラブが1つにならなければならない。(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)

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