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日本代表26歳が「2部リーグのレベルではない」 定位置確保で現地絶賛「わずか8試合で地位を確立」

FOOTBALL ZONE / 2024年10月29日 8時30分

■田中碧は第8節からスタメンに定着

 イングランド2部リーズ・ユナイテッドの日本代表MF田中碧はクラブでレギュラーポジションを確保し、中盤で絶大な存在感を放っている。現地メディアは「わずか8試合でリーグ最高のMFとしての地位を確立した」とそのインパクトの大きさを伝えていた。

 田中は今年8月にドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフから完全移籍でリーズに加入した。

 第4節ハル・シティ戦(2-0)のデビュー以降の4試合は途中出場だったが、キャプテンのウェールズ代表MFイーサン・アンパドゥなど中盤に負傷者が相次いだ影響もあり、第8節ノリッジ・シティ戦(1-1)からスタメンに定着した。ゴールやアシストなどはないが、正確なパスで試合をコントロールする役割でクオリティーの高さを示している。

 今季8試合目の出番となったワトフォード戦ではパス成功数56回、ボール奪取数12回、タックル数5回と傑出したパフォーマンスを披露し、2試合連続でのマン・オブ・ザ・マッチに選出された。ダニエル・ファルケ監督からは「彼はジェームズ・ボンドだ」、現地メディア「Leeds United News」からは「まさにロールスロイス」と称されるなど絶賛の嵐となっていた

 そして、英メディア「Football League World」も「田中碧はリーズ・ユナイテッドのわずか8試合で、リーグ最高のMFとしての地位を確立した。マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたシェフィールド・ユナイテッド戦やワトフォード戦ではプレミアリーグで活躍する選手としてのポテンシャルを示していた」と26歳のMFの活躍ぶりを称賛。「ホワイツ(リーズの愛称)が今季昇格を目指すなかで、田中は不可欠な存在になりそうだ」とその重要性を強調していた。

「プレスへの耐性や印象的なパスレンジの広さは、チャンピオンシップでプレーするMFの中でも際立っている。彼がこれまでプレーしたなかでここが最も高い基準のリーグだとしても、その驚くべきフットボールIQは2部リーグのレベルではない」

「彼は度胸と優雅さを兼ね備えており、リーグ内に彼と同じことを再現できる選手はほとんどいない。田中は守備の堅実さと前への推進力も併せ持ち、昇格を目指すクラブにオールラウンドな中盤を提供している。田中がリーズという機械における単なる歯車ではなく、それを動かし続けるエンジンになっていることは明らかだ」

 スコアレスドローに終わった直近の第12節ブリストル・シティ戦でもその働きを高く評価されていた田中。初挑戦のイングランドで試合を重ねるごとに輝きを増している。(FOOTBALL ZONE編集部)

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