「真のチームプレーヤー」 日本人3人所属…欧州クラブ主将が“国民性”を絶賛「尊敬できる」

■塩貝健人が加入後初ゴールをマーク

　オランダ1部NECナイメヘンは、10月29日のKNVB杯1回戦でズウォレと対戦し、延長戦の末に4-3の勝利を収めた。この試合、NECでは日本代表FW小川航基とMF佐野航大が先発出場し、FW塩貝健人は後半33分から途中出場した。塩貝は延長前半13分に初ゴールを挙げる活躍を見せた。オランダメディア「De Telegraaf」はNECのキャプテンであるDFブラム・ナイティンクは日本人組がもたらすチームへのメリットを熱弁。19歳FWも「いいシュートを持っている」と称えた。

　1点ビハインドの後半44分、NECは小川のヘディングで2-2の同点に追いつき、延長戦に進む。そして延長前半13分に塩貝がペナルティーエリア右から、GKのニアを抜くシュートを決めてNECが勝ち越しに成功した。その後、小川が前半アディショナルタイムにこの試合2点目のゴールを挙げて4-2とすると、延長後半11分にPKで1点を返されたが、4-3で逃げ切った。

　キャプテンのナイティンクは塩貝について「ケントは、まだ若い。慣れないといけない。それに英語もほとんど話せないんだ。だから、彼とコミュニケーションを取るのは難しい。それでも彼はいいシュートを持っている。練習でも彼はシュートをうまく決めており、ゴールを狙っている」と絶賛。さらに、日本人選手がチームにいることのメリットを続けた。

「日本人の選手はチームにいるととてもいいんだ。彼らは努力をするし、尊敬できて、学ぶのも早い。彼らは真のチームプレーヤーなんだ。小川も得点できて良かった。アルメレ戦で彼には少ないチャンスしかなかったけれど、ボールはゴールに決まらなかった。彼がゴールを決めた事実は、僕たちの助けになるだろう」と、小川の約1か月ぶりとなる公式戦ゴールについてコメントした。（FOOTBALL ZONE編集部）