名門OBが絶賛…元JリーグMVPに「感銘を受けている」 英移籍でリーグ屈指の地位確立

■元スコットランド代表のファーガソン氏、バーミンガムの岩田智輝を絶賛

　イングランド3部バーミンガム・シティのMF岩田智輝は加入後10試合で4得点1アシストと新天地で目覚ましい活躍を披露している。クラブOBの元スコットランド代表MFバリー・ファーガソン氏が「感銘を受けている」とその活躍に賛辞を送っている。英地元メディア「Birmingham Live」が報じた。

　岩田は今夏にスコットランド1部セルティックからバーミンガムに移籍。デビュー戦でゴールを決めるなど加入直後からレギュラーとして活躍を見せた。韓国代表MFペク・スンホとの中盤コンビを形成し、ここまで4得点と攻撃面での貢献が際立っている。

　岩田はファン投票で決まるPFAリーグ1・ファンズ・プレーヤー・オブ・ザ・マンスの9月度に選出され、さらに10月度もノミネートされるなどリーグ屈指の選手としての地位を確立している。

　スコットランドの名門レンジャーズのレジェンドであり、かつてバーミンガムでプレーした元スコットランド代表MFのファーガソン氏は「gambling.com」に対し、「彼らは夏に大金を投じた。彼らがチャンピオンシップ（2部）、そしてプレミアリーグ（1部）に戻ってくることを期待している」と古巣についてコメント。

　さらに「彼ら（新戦力選手）には感銘を受けている。セルティックから獲得した岩田は見事なゴールをいくつも決めている」と夏の補強について触れたなかで、27歳の日本人MFの活躍を称賛していた。

　大分トリニータでJ3からキャリアをスタートをさせ、2022年には横浜F・マリノスでJ1リーグ優勝に貢献し、MVPにも輝いた岩田。現在プレーするのはイングランドの3部リーグだが、ここでも大きなステップアップを予感させる大活躍で、現地でも非常に高く評価されていた。（FOOTBALL ZONE編集部）