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地元サポ1万人前で”リベンジPK”「感動した」 号泣の25歳を励ます「最高のチーム」

FOOTBALL ZONE / 2024年11月4日 11時50分

■アルビレックス新潟のファン感でFW長倉幹樹にチームが粋な計らい

 アルビレックス新潟は、激闘を演じたルヴァンカップ決勝から一夜明けた11月3日、ファン感謝イベント「サンクスフェスタ」を開催。選手がサポーターと交流を図った一方で、前日の決勝戦でPKを外し涙した25歳FW長倉幹樹にチームからある演出が。粋な計らいにSNS上では感動の声が上がり、注目を浴びている。

 新潟は初タイトルを懸けた名古屋グランパスとのルヴァン杯決勝で、3-3のまま延長PK戦にもつれ込む死闘を演じた。PK戦では名古屋が5人全員成功させたのに対し、新潟は2人目の長倉が失敗。惜しくも準優勝に終わった。試合後、国立のピッチで号泣する長倉の姿があったなかで、3日の「サンクスフェスタ」で“リベンジPK”が行われていた。

 GKを松橋力蔵監督が、その両脇に選手たちが並んだなかで、長倉がキックを成功させると選手たちが一斉に駆け寄り、最後は胴上げで締めた。ルヴァン杯で6ゴールを挙げ大会得点王に輝いた一方、PK失敗の責任を重く感じていた25歳をチーム全員で励ます光景は話題に。ファンからは「本当にいいチーム」「めちゃくちゃ粋だよ」「最高のチーム」「感動した」といった声が寄せられ、反響が広がった。

 長倉に対しては決勝戦後、キャプテンの堀米悠斗が「間違いなく彼がここまでチームを連れてきた。どんな声をかけても悔しさは消えないだろうけど幹樹に対して感謝の想いしかない」と思いやれば、FW谷口海斗も「あの舞台で蹴ったのが素晴らしい」と擁護。飛躍を遂げた25歳は、この日訪れたおよそ1万人のサポーターから温かく見守られていた。(FOOTBALL ZONE編集部)

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