打つよ、打つよで…「えげつないコース」 日本代表OB絶賛、点差以上の価値ある一振り【見解】
FOOTBALL ZONE / 2024年11月17日 7時50分
■【専門家の目|栗原勇蔵】DF菅原由勢が決めたチーム4点目に見えた意義
日本代表は11月15日、2026年北中米共催ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の敵地インドネシア戦に臨み、4-0の勝利を収めた。角度のないところからDF菅原由勢が決めたチームの4点目について、元日本代表DF栗原勇蔵氏は「こういうプレーをすることによって、次に使おうという発想にもなる」と、アピールに成功する一撃だったと評価した。(取材・構成=FOOTBALL ZONE編集部)
◇ ◇ ◇
日本代表はアジア最終予選では攻撃的な3バックという表現で、左右のウイングバックにMF三笘薫らのアタッカー色の強い選手を起用してきた。4バックではサイドバックが主戦場になる菅原は出場機会を失っていたが、この日は3-0のリードする展開に右ウイングバックでの途中出場。後半24分には右サイドからペナルティーエリア奥深くまで切り込み、角度のない位置からGKの動きを見極めての右足シュートを決めた。
栗原氏はこのシュート自体は「えげつないコースだし、これだけフリーの時間があってこの距離だったら、菅原レベルというか、この代表に入っているレベルの選手だったら入れられる」としたが、「相手が詰めてこなかったからこそ、こういう選択肢も出てきた。本来だったらもっと中から相手がカバーに来るとは思うけど、あそこまでフリーで『打ちますよ、打ちますよ』と、なかなかああいうことはないと思う。でも、そういう状況をしっかりと見極めて、ベストな選択をできたのは良かった」と、最終的にシュートに至った判断を称賛した。
一方、それ以上に菅原の現状に対して「代表で定着はしたけど、定位置を失いつつあったなかで、今日は3点入ってオープンになっていた。こういう展開でも途中から出てきて、相手がもうやる気がなくなるようなダメ押しを取るのは素晴らしい」として、「こういうプレーをすることによって次に使おうという発想にもなると思うので、大事なプレーだったのではないか」と、今後につながるゴールになったと評価した。
アタッカー色の強い選手たちが起用されているウイングバックだが、その争いにハッキリと割って入るアピールになった。今後、森保一監督が総合的にどのような判断をするのかが注目される。(FOOTBALL ZONE編集部)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
日本代表OB脱帽「寸分の狂いもない」 敵地サポ沈黙…曲がって入った“計算通りの精度”【見解】
FOOTBALL ZONE / 2024年11月17日 7時10分
-
「相手に流れを渡さなかった」決定機阻止 日本代表OBが守護神絶賛「余裕があった」【見解】
FOOTBALL ZONE / 2024年11月16日 19時10分
-
4人無力化 “魂の一撃”…「どうやっ!」 衝撃弾を日本代表OB絶賛「そう簡単に決まらない」【解説】
FOOTBALL ZONE / 2024年11月16日 11時30分
-
スタンドの報道陣も総立ち 人の心を動かした“菅原由勢の一撃”…こだました「打て!」
FOOTBALL ZONE / 2024年11月16日 7時1分
-
日本代表DFが持つ「並外れた順応性」 英で躍動も…“代表活動の懸念点”を監督指摘「難しい」
FOOTBALL ZONE / 2024年11月9日 19時30分
ランキング
-
1侍J 開幕3連勝で1次R突破王手! 台湾との全勝対決制しB組単独トップ 17日キューバ戦勝利で決定
スポニチアネックス / 2024年11月16日 22時31分
-
2元日本代表監督・アギーレ氏が流血 スタンドから投げ込まれた物体が頭部を直撃 動じず歩いてピッチ去る
スポニチアネックス / 2024年11月16日 20時2分
-
3八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月16日 9時26分
-
4崖っぷち韓国が6点差大逆転、1次リーグ突破に望み 8回に一挙5得点…ドミニカ痛恨の3敗目【プレミア12】
THE ANSWER / 2024年11月16日 23時7分
-
5吉田陽菜、合計199・46点で優勝 GPファイナル進出決定 松生理乃2位、三原舞依8位
スポーツ報知 / 2024年11月16日 23時53分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください