元日本代表が感嘆「相手も飛び込めない」 中国戦控えスタートも…投入後のプレーに驚き
FOOTBALL ZONE / 2024年11月20日 7時50分
■日本がW杯最終予選で中国を3-1撃破、途中出場した三笘の見せ場に唸ったOBたち
日本代表は11月19日の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第6節で中国代表とアウェーで対戦し、3-1で勝利した。ここまでの最終予選では5試合すべてで先発出場していた日本代表MF三笘薫だが、この試合はベンチスタートに。後半20分からの出場となった。カタールW杯でも日本のスーパーサブとなっていた三笘だが、この試合でも元日本代表選手たちを唸らせるプレーを見せた。
三笘が見せ場を作ったのは、後半アディショナルタイムに入ってすぐのことだった。左サイドでボールを持ったドリブラーは、エリア内にFW前田大然が走りこむとドリブルで仕掛けずにシンプルにパスを選択した。前田のクロスは惜しくも相手のカバーに阻まれたが、スポーツチャンネル「DAZN」で解説を務めた元Jリーガーである林陵平氏が「三笘はやっぱり見逃さない」と指摘すると、かつて川崎フロンターレでチームメイトでもあった元日本代表MF中村憲剛氏は「彼はパスもすっごい上手」と称賛した。林氏は「そうなんですよね。三笘ってやっぱりドリブラーっていう印象ですが、あそこでパスも選べますよね」と、同調した。
さらに元日本代表DF岩政大樹氏が「そういう選手って少ないですよね。限られますよね」と評価。中村氏が「両方優秀なので」と出し手としての能力の高さを強調した。林氏はさらに「世界的なドリブラーなのに顔が上がってパスも出せることに、三笘の強さを感じますよね」と言うと、中村氏は「彼にボールが入ったら、何手でも作れるっていうイメージがありましたね」と言い、「目線が常に上がっているので、相手も飛び込めない。飛び込んできたらかわす。その選手が途中から出てくるから、相手からすれば頭が痛い」と、途中出場する選手としても三笘の対応が難しいと言及した。
今や日本代表の左の先発に定着した三笘だが、カタールW杯同様に攻撃の切り札としても、日本の武器になることは間違いなさそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)
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