日本のように「評判を上げる」行為を 中国戦の妨害に代表OB喝「つまらんことはしないに限る」【見解】
FOOTBALL ZONE / 2024年11月22日 8時50分
■【専門家の目|金田喜稔】中国戦の試合中、日本の選手がレーザー照射攻撃の被害
森保一監督が率いる日本代表(FIFAランキング15位)は11月19日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第6戦で中国代表(同92位)と対戦し3-1の勝利を飾り、W杯出場に王手をかけた。「天才ドリブラー」として1970年代から80年代にかけて活躍し、解説者として長年にわたって日本代表を追い続ける金田喜稔氏は、日本の選手が被害に遭ったレーザーポインターの照射について「つまらんことはしないに限る」「日本サポーターのように自国や自国代表の評判を上げることに注力したほうがよっぽど良い」と諭した。(取材・構成=FOOTBALL ZONE編集部)
◇ ◇ ◇
アウェーの中国戦に勝利した日本は、最終予選6試合を終えて5勝1分、勝ち点を16に伸ばした。W杯出場に大きく前進する1勝を挙げた一戦では、GK鈴木彩艶ら日本代表の選手が試合中にレーザーポインターの照射の攻撃を浴びるなど、思わぬハプニングに見舞われていた。
「わしらの時代はレーザーポインターで何かされるという行為はなかった。レーザーを当てられた鈴木彩艶のコメントを見ても全く気にしていないようだし、気にしないメンタルの強さも一流選手の証なのだろう。とはいえ、レーザーが目に照射されれば、健康被害も起こり得るし、ボールを蹴る時などは気が散って、多少なりとも影響が出るかもしれない」
日本代表の選手を気遣った金田氏だが、その一方でサッカーの楽しさを毀損する行為に対しては苦言を呈した。
「一般のファンはサッカーを存分に楽しみたいわけで、妨害を楽しんでいるわけではない。つまらんことはしないに限る。妨害行為をすることで、自国や自国代表の評判を下げるし、マイナスプロモーションにしかならない。何か行為をするならば、日本サポーターのようにゴミ拾いしたり、相手のサポーターにリスペクトを示したり、自国や自国代表の評判を上げることに注力したほうがよっぽど良いし、結果的に自国サッカー界のためにもなる」
妨害行為も意に介さず白星を手にした日本は、来年3月20日のバーレーン戦に勝利すれば、3試合を残す形で日本史上最速となる8大会連続のW杯出場が決まる状況。ホームで大声援を受けながら、W杯出場を決められるか注目が集まる。(FOOTBALL ZONE編集部)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
日本国歌に容赦なき大ブーイング「残念」…敬意欠く“マナー問題”「まだあるのは寂しい」【見解】
FOOTBALL ZONE / 2024年11月21日 7時30分
-
森保監督が中国サポの妨害に苦言「やめていただければ」 国歌にブーイング、選手にレーザー照射
FOOTBALL ZONE / 2024年11月20日 0時0分
-
日本代表、W杯出場決定へ王手 5人入れ替えて中国に快勝…森保監督「チームの総合力で」
FOOTBALL ZONE / 2024年11月19日 23時8分
-
日本国歌にブーイング、レーザーで妨害、観客乱入… 森保ジャパンの中国戦はハプニング連発
FOOTBALL ZONE / 2024年11月19日 21時51分
-
中国サポーターがレーザーポインター使用か 日本代表選手の顔に“緑色の光”
FOOTBALL ZONE / 2024年11月19日 21時18分
ランキング
-
1楽天 浅村が現状維持の年俸5億円でサイン 残り36本の通算2000安打早期達成に意欲
スポニチアネックス / 2024年11月22日 11時10分
-
2大谷翔平 文句なし満票!史上初DH専任、2人目両リーグMVP!守備貢献度なしも打と走でWAR断トツ
スポニチアネックス / 2024年11月22日 8時53分
-
3巨人50億円補強を前に既存戦力に“大盤振る舞い”のウラ…丸佳浩、山﨑伊織にオコエ瑠偉まで笑顔の契約更改
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月22日 11時32分
-
4レイカーズ八村塁vs日本バスケ協会の埋まらぬ深い溝…事務総長は苦しい釈明
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月22日 9時26分
-
5デコピンもMVP!ドジャースが大谷翔平の愛犬を「最優秀犬」と称賛 「ディコイにもチャンピオンリングを!」の声
スポーツ報知 / 2024年11月22日 10時42分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください