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衝撃のスーパーゴールは「最初から狙っていた」 “布石”となった欧州27歳日本人の仕掛け

FOOTBALL ZONE / 2024年11月30日 7時30分

■「プレーのスタート段階で最初からシュートまで狙っていたんだと思います」

 スコットランド1部セルティックの日本代表FW前田大然がスーパーゴールを決めた。現地時間11月27日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のクラブ・ブリュージュ戦に同MF旗手怜央、同FW古橋亨梧とともにスタメン出場。後半15分に決めた衝撃的な同点ゴールに元日本代表MF太田吉彰氏は「角度的にもあそこしかない、スーパーゴールです」と驚愕した。

 1点ビハインドで迎えた後半15分だった。ペナルティーエリア左へ走り込んでパスを受けると、ワンタッチ目で右に切り返す。すぐさま右足を振り抜くと、シュートはゴール右のサイドネットに突き刺さり、今季CL3ゴール目となった。

 このプレーを見た太田氏はゴールにつながる前の動きに注目した。「このプレーの直前、ボールをもらったあとに縦に一度仕掛けているんです。その後、一度、前田選手がボールを下げると、相手がDFラインを上げました。それによって、その後、前田選手が走り込むスペースができました。スペースができたので突破を仕掛け、切り返してシュートの意識があったはず。プレーのスタート段階で最初からシュートまで狙っていたんだと思います」と分析する。

 角度のないところから決めた衝撃的な一撃。そこには前田の武器が詰まっていた。「中を確認していないので、シュートを打つ意識しかなかったでしょうね。もともとイメージを持ってこのプレーをしている。角度はないけど、絶対に打つぞ、と。すべてにおいて一瞬の判断の良さが詰まっている。前田選手はもともと一瞬の動き出しはピカイチですが、より磨きがかかり、さらに判断スピードもついたので相手としては対応するのが相当難しいと思います」。元代表選手ですらも目を細めたくなるスーパーゴールだった。(FOOTBALL ZONE編集部)

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