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サラーの去就が今冬に決着か 仏名門へ移籍決断の可能性を英メディア報道「絶好の機会」

FOOTBALL ZONE / 2024年12月3日 19時20分

■PSGが関心と海外報道

 イングランド1部リバプールは、今シーズンのプレミアリーグで首位を独走している。12月1日に行われたプレミアリーグ第13節のマンチェスター・シティ戦で1得点1アシストを記録したエジプト代表FWモハメド・サラーは、2-0の勝利に大きく貢献した。今シーズンもチームのエースとして活躍を続けるサラーだが、契約が今季限りということで、その去就が大きく注目を集めている。英メディア「Football Insider」は、サラーが1月にも他クラブへの移籍を決断する可能性を伝えた。

 移籍市場のたびに、サラーはフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)をはじめとする欧州のビッグクラブやサウジアラビアからの関心が報じられる。シティ戦後には、サラーが「今のところ、これがリバプールでプレーする最後のシティ戦」と退団をほのめかす発言。これによって、あらためてサラーの周囲が騒がしくなっている。

 翌日にはPSGがサラーの獲得に動いていると報じられ、クラブはすぐにこれを否定した。一連の流れについて、移籍情報に精通している「talk SPORT」のアンディ・ブラッセル記者は、リバプールが残り6か月の契約となっているサラーを最短で新年最初の日に失う危険性があり、この情報は契約延長に向けたサラー側が出した可能性があると伝えた。

「PSGは否定したが、(サラーとPSGの)2つのパーティーは長期にわたって話し合いをしていると聞いている。ただ、今回違うのはサラーがドアを開けているということだ。もちろん、彼が望めば1月1日からPSGと契約を正式に結ぶことができる。それは遠い先のことではない。PSGの立ち位置が『スーパースターの時代を乗り越えられて嬉しい』ということは公の事実だ。PSGとしては、モハメド・サラーと契約を結ぶチャンスがあれば、断ることはないだろう。間違いなく拒まない。そして今、モハメド・サラーがこの情報を漏らすことで、リバプールにプレッシャーをかけようとしても、私には不思議ではない。PSGにとっても絶好の機会になる」

 とはいえ、シーズン途中ながらリーグ戦13試合ですでに11得点7アシストを記録している32歳のサラーを失うことになれば、リバプールにとっては大きな打撃になる。サラーは、何年にもわたってリバプールの攻撃の主軸となり、ゴールとアシストでチームの成功を支えてきた。通算368試合で224得点を挙げてリバプール歴代5位の得点数を挙げているサラーは、リストの上位20位で唯一の現役選手だ。

 さらに記事では「レッズのスーパースターは、クラブがプレミアリーグ、UEFAチャンピオンズリーグ、クラブ・ワールドカップを制すうえで決定的な存在だった。彼のロッカールームにおける経験、考え方、プロフェッショナリズム、そしてリーダーシップは、大きな損失になる」と、その影響を伝えた。続けて「リバプールのエースは、負傷記録も特筆ものだ。彼はレッズでのキャリアにおいて、たった38試合しか欠場していない。昨シーズンを含め、彼は1試合も負傷で欠場していない」と、その重要性を説いた。

 サラー自身は残留を望んでいるとされるが、過去にアルゼンチン代表FWリオネル・メッシら、他クラブのエースをフリー移籍で獲得してきた実績のあるPSGも動く可能性は十分だという。世界屈指のアタッカーの未来については、その動向が決まるまで、大きな話題になり続けそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)

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