初昇格で史上最高3位も“わずか16票” 黒田監督に厳しい評価…J優秀監督「投票内訳」
FOOTBALL ZONE / 2024年12月11日 11時50分
■広島のスキッベ監督が2位の吉田監督に倍近くの差をつけて最優秀監督賞
Jリーグの年間表彰式である「2024Jリーグアウォーズ」が12月10日に横浜アリーナで開催され、各賞の受賞者が発表された。最優秀選手にはJ1連覇を果たしたヴィッセル神戸の元日本代表FW武藤嘉紀が選出されたが、チームを連覇に導いて、天皇杯との2冠を達成した吉田孝行監督は最優秀監督賞を逃している。
優秀監督賞には、選手と監督による投票で最多121票を集めたサンフレッチェ広島を率いるミヒャエル・スキッベ監督が選ばれた。広島はシーズンを2位(19勝11分け8敗)で終えており、タイトルも獲得はできていないが、61票を獲得した2位の吉田監督に倍近くの差をつけての初受賞となった。
3位には、開幕前からクラブの予算規模の小ささを指摘されていた東京ヴェルディを6位に躍進させた城福浩監督が入っている。4位(29票)には最終節までJ1残留を決められなかったもののルヴァンカップで決勝進出を果たしたアルビレックス新潟の松橋力蔵監督が入った。
今シーズンのJ1で最も大きな話題を呼んだのは、初昇格を果たしたFC町田ゼルビアだ。シーズン中には一時、首位にも立っていた町田だったが、後半戦に失速して9月から11月にかけては5試合連続未勝利という苦しい時期も過ごした。それでも初昇格チームとしては、史上最高となる3位でシーズンを終え、失点数もリーグ最少だった。
今回のアウォーズでは、そんな町田の選手からベストイレブンに誰も入らなかったことが話題となったが、プロ2年目で初めてJ1でチームを率いた黒田剛監督も票を伸ばすことができなかった。黒田監督の得票数は「16」にとどまり、全体でも5位という結果となっている。たびたび大きな話題を集めて結果も出した町田だったが、実際に現場で戦っている選手、監督からの評価は厳しいものとなったようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)
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