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J1の舞台で「聞けるのエグい」 初昇格クラブの“熱狂的チャント”再注目…古巣へ「涙が出る」

FOOTBALL ZONE / 2024年12月17日 8時30分

■岡山のJ1初昇格、古巣躍進へ元琉球のDF増谷も喜び「本当に嬉しい」

 ファジアーノ岡山は今シーズン、昇格プレーオフ(PO)を勝ち上がり初のJ1行きを掴んだ。クラブを支えるサポーターはもはや語るまでもなく大事な存在だが、童謡モチーフ“ご当地チャント”や、温かい出迎えでバスを囲む熱狂的なファンの姿も魅力的な一面となっている。

 岡山は今季、J2リーグ5位でフィニッシュ。J1昇格POに参戦した。12月1日の準決勝でモンテディオ山形(同4位)を3-0で撃破。続く決勝ではベガルタ仙台(6位)を2-0で下し、念願のJ1初昇格を決めた。PO戦ではアウェーにもかかわらず集まったサポーター熱気も話題に。選手を乗せたバスがスタジアムに入る際、両脇いっぱいに岡山サポーターが並び、大声援でチャントを歌う姿があった。

 また日本のおとぎ話「桃太郎」の童謡の替え歌で、「岡山です、岡山です!」と何度も地名を連呼する“名物チャント”も大きな注目を集める。J1昇格が決まった際には「J1で聞けるようになるのエグい!」「嬉しすぎる!」「胸熱」「覚えたぞ!」「昇格おめでとう!」と再度注目を集めていた。

 2019年夏から21年シーズンまで岡山に在籍していた31歳DF増谷幸祐(最終所属:FC琉球)は、12月11日に行われたJPFA(日本プロサッカー選手会)トライアウト後に「J1昇格は本当に嬉しいですね」と笑顔で古巣の躍進を祝福。「怪我が多くてなかなか年間プレーで恩返しすることができなかった」と、当時の悔しさも明かしたなか、岡山の凄さについて語ってくれた。

「人は入れ変わるけど、伝統、文化が岡山には残っていて。街一体となってその光景、あの満員のスタンドは涙が出ます。(初のJ1は)本当に難しいと思います。けれど念願のJ1なのでまずはそこを楽しんでほしい。どうしてもカテゴリーが上がれば上手くいかないことも多くなると思うけど、岡山のサポーターは勝ってない時もすごく温かいから」

 31歳の増谷も温かいサポーターの光景を懐かしみ、エールを送る。J1の舞台で“名物チャント”を聞くのが楽しみだ。(FOOTBALL ZONE編集部)

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