9位からなぜ復調…元日本代表「勝利給を上げてくれるとか?」 広島選手が明かす挽回術
FOOTBALL ZONE / 2024年12月17日 18時10分
■サンフレッチェ広島DF佐々木翔が明かしたチーム上昇のきっかけ
サンフレッチェ広島は今季J1リーグで2位となり、AFCチャンピオンズリーグエリート2025-26の出場権を獲得した。シーズン中にJ1通算300試合出場を果たし、35歳にして初のベストイレブンにも選出された元日本代表DF佐々木翔は、昨季と今季、チームが上昇するきっかけがあったと、スポーツチャンネル「DAZN」の「内田篤人のFOOTBALL TIME」内で明かしている。
シーズン前から優勝候補の一角に挙げられていた広島だが、第14節を終えた時には9位まで順位を落としていた。このまま優勝争いから脱落していくかと思われたが、チームはここから浮上して第29節では首位に浮上した。最終的にはヴィッセル神戸に連覇を許したが、2位でシーズンを終えている。
最終節での負けが悔しすぎて、シーズン中の出来事をほとんど忘れたという佐々木だが、チームが復調したきっかけについては心当たりがあるようだ。この時期のチームについて、なにが良くなかったのかを聞かれた佐々木は「すみません、ちょっと覚えていないです。最後の悔しさがありすぎて」と語ったが、ターニングポイントになったことについては、「去年もそうだったのですが、サンフレッチェの会長(久保允誉代表取締役会長)が、夏場の調子が上がらない時に叱咤激励に来てくれたのですが、去年も今年も、そこからグッと伸びてくるんですよね」と、スラスラと答えた。
安田理大氏が「それさ、勝利給を上げてくれるとか、そういうことじゃないの?」と、モチベーションアップにつながる『ニンジン作戦』があったのではないかと聞くと、佐々木は「全然、そうじゃないです。(話の内容は)自分自身が経験したことだったり、立ち居振る舞いだったり」と否定した。
その時期、チームが今季、最低順位だったタイミングで行われたことを確認した元日本代表DF内田篤人氏と安田氏は、声を揃えて「すごい」「すごいやん」と驚きの声をあげた。
番組内で何度も「優勝したかった」と言い、新スタジアムができ、レジェンドの元日本代表MF青山敏弘が引退するシーズンに2015年以来のタイトル獲得を実現できなかった悔しさを隠さなかった佐々木は、来シーズンに向けて「本当に悔しい思いをしたんで、来季こそはタイトルを獲ります。頑張ります」と力強く、来季のタイトル獲得を宣言した。(FOOTBALL ZONE編集部)
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