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J2昇格の大宮、代表取締役社長が退任「黒字達成」に感謝 2025年より新社長は原博実氏に

FOOTBALL ZONE / 2024年12月20日 17時11分

■クラブが公式発表

 大宮アルディージャは12月20日、佐野秀彦代表取締役社長が同31日をもって退任すると発表した。2025年1月1日より、原博実氏が後任としてRB大宮株式会社の社長に就任する。

 今シーズン大宮はJ3で無類の強さを披露。元日本代表FW杉本健勇(リーグ10得点)を中心に25勝10分3敗の圧倒的強さでJ3リーグ優勝、来シーズンのJ2復帰を決めた。8月にはオーストリアのエナジードリンク大手レッドブル社がNTT東日本の保有する全株式を取得し、クラブを買収することを発表。外資企業がJクラブの単独オーナーになるのは大宮が初のケースとなる。

 2025年シーズンから大宮はクラブ名を「RB大宮アルディージャ」に変更予定。転換期を迎えるクラブは、佐野秀彦代表取締役社長が今年いっぱいで退任となり、25年1月1日から原氏が新社長に就任する。

 クラブの公式声明は以下のとおり。

「長年にわたりクラブに貢献していただいた佐野秀彦代表取締役社長が、2024年12月31日をもって退任いたします。佐野社長は就任以来、クラブの財政的安定を牽引し、2022年にはクラブは自立経営による黒字を達成しました。また、彼のリーダーシップのもとで女子チーム「大宮アルディージャVENTUS」の歴史がスタートしました。最近のクラブの歴史における重要な場面で、卓越した貢献と揺るぎないリーダーシップを発揮されたことに、心より感謝の意を表します。

 また、代表取締役の原博実が、2025年1月1日付で佐野社長の後任としてRB大宮株式会社の社長に就任することをお知らせいたします。確かな実績と、未来に向けた明確なビジョンを持つ原新社長は、クラブを次の成功の章へと導いてくれると考えています。すでに原新社長はクラブ組織全体を前進させるための多大な影響力を発揮していますが、主要な責任領域はスポーツ領域(フットボール)となります。それ以外のコマーシャル領域(事業・経営管理)については、別途マネージングディレクターの就任を予定しています。

 さらに、クラブのコマーシャル組織は、ドイツ・ミュンヘンに拠点を置くレッドブル・サッカーとグローバルネットワークによってサポートされます。その一環として、2025年1月からフィリップ・ヴンダーリッヒが日本におけるレッドブル・サッカーのコマーシャルディレクターとして日本に拠点を移し、グローバルなレッドブル・サッカー部門の観点から、RB大宮アルディージャのコマーシャル領域の発展を支援することをお知らせいたします。フィリップは、いままでもクラブの株式譲渡に関して重要な役割を担ってきました。フィリップは2023年8月にレッドブル・サッカーの一員になる前には、FCバイエルン・ミュンヘンの東アジアオフィスの責任者として、日本マーケットを含めアジア全体において貴重な経験を積んでいます。

 このリーダーシップの変更は、RB大宮アルディージャが引き続き力強く活気ある未来を築いていくために行われます。われわれはファン・サポーターの皆さま、パートナーの皆さま、そしてすべての関係者の皆さまの変わらぬ熱意に感謝申し上げるとともに、新しいリーダーシップ体制のもと、新たな目標を1つ1つ達成していきたいと思います」(FOOTBALL ZONE編集部)

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