J1名門からJ2へ電撃移籍「どえらいの来た」 27歳の決断に影響した「尊敬する先輩」

■鹿島MF中村亮太朗が山形へ完全移籍で加入

　2024シーズンのJ2で4位となったモンテディオ山形は12月28日、鹿島アントラーズからMF中村亮太朗が完全移籍で加入することを発表した。昨季はMF土居聖真も加入して活躍。強豪からの“補強”にファンから「どえらいの来た」「完全移籍はマジで驚いた！」と驚嘆の声が上がった。

　中村は新潟明訓高校から中央大学に進み、2020年にヴァンフォーレ甲府でプロキャリアをスタートさせた。その後、2022年に鹿島へ完全移籍したがレギュラーには定着できず、2023年にはJ2の甲府へレンタル移籍。2024シーズンも、J2の清水エスパルスにレンタル移籍してリーグ戦36試合に出場し1得点を挙げ、チームのJ2優勝、J1昇格に大きく貢献していた。

　中村は山形の公式サイトで「鹿島アントラーズから加入することになりました中村亮太朗です。魅力的なサッカーを体現しているチームに加わることが出来て光栄に思います。尊敬する先輩、実力のある猛者達と全力で戦います。J2優勝、J1昇格しか考えていません。モンテディオサポーターの皆さんの前でプレー出来ることを楽しみにしています。よろしくお願いします」と、昨季途中に鹿島から山形へ移籍したMF土居聖真の影響を感じさせるコメントを発表した。

　また、鹿島の公式サイトからは「選手として今の僕がいるのは、鹿島アントラーズでの経験が大きいと思っています。他のチームでは絶対にないものを間近で感じることができました。そして、素晴らしい出会いを与えてくれました。アントラーズでの出会いはこれからも大事にしていけたらと思います。チームは離れますが、それぞれのステージで良い結果が出せれば嬉しいです。ありがとうございました」と、コメントを発表している。

　中村の加入を発表した山形の公式X（旧ツイッター）では、ファンが反応して「どえらいの来たな」「これで中盤の強度と昇格の可能性がかなり上がった」「優勝請負人になって欲しい」「完全移籍はマジで驚いた！」「中盤をさらに厚く熱くさせる加入！」と、歓迎する声とともに、26歳のMFが完全移籍で加入することに対する驚きの反応が多く見られた。（FOOTBALL ZONE編集部）