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カナダで活躍する日本人GK…森保監督は「間違いなく見ている」 代表初招集への可能性【見解】

FOOTBALL ZONE / 2025年1月2日 8時50分

■【専門家の目|栗原勇蔵】バンクーバー高丘を評価「劣る感じは全くしない」

 米国メジャーリーグサッカー(MLS)のバンクーバー・ホワイトキャップスは、GK高丘陽平との契約延長を発表している。2023年に横浜F・マリノスから加入し、リーグ屈指の守護神として活躍。横浜FM時代から見てきた栗原勇蔵氏も、日本代表のGK陣に「劣る感じは全くしない」と評価する。(取材・構成=FOOTBALL ZONE編集部)

   ◇   ◇   ◇

 横浜出身の高丘は、横浜FCユースを経て2014年にトップチーム昇格。2018年途中にサガン鳥栖、2020年途中に横浜FMに移籍し、2021年からは守護神の座を掴んだ。ところが2023シーズン開幕直前の2月18日、MLSへ電撃移籍。クラブは強く慰留したが、栗原氏は「新年度になっても夢を諦めなかった」と振り返る。

 その後は、開幕からレギュラーの座を射止めてリーグ戦33試合に出場。昨シーズンもリーグ戦33試合に出場し、ウェスタン・カンファレンス8位でのプレーオフ進出に貢献した。栗原氏は異国でも活躍できる理由として、「やっぱり強い覚悟で行ったのはある。だから頑張っているんだろうけど」と分析する。

 28歳という年齢だが、いまだ日本代表に選出された経験はない。しかし、栗原氏は鈴木彩艶(パルマ)に次ぐ、2番手に食い込む実力はあるという。「劣る感じは全くしないですけど、サイズがちょっとないので、森保監督の基準があるかもしれない。間違いなく見てはいると思いますけどね」と期待を寄せる。

「すごく人間的にはいいやつだし、足元がめちゃくちゃうまいです。ビルドアップのところで彼がいるだけで剥がせるというか、一番いいところから順にプレーを選べる。セービングのところは、びっくりするほどではないですが動きはいい。でも、足元はやっぱりもう抜群でしたね。日本屈指ではないですか」

 また、日本代表ということを考えるときに気になるのがMLSのレベルだろう。「Jリーグよりレベルが高いのか低いのか分からない。ただ、吉田麻也とかも行っているので、森保さんも話はしているでしょう」と栗原氏は予想する。カナダという地で異色の挑戦を続けている高丘。注目の選手になっていきそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)

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