高校生の25mドリブル弾が「完全にベイル」 驚愕スプリント→独走が「めちゃ既視感」
FOOTBALL ZONE / 2025年1月4日 10時51分
■阪南大高の3年生FW硲冬真が決めたゴールシーンが反響
第103回高校サッカー選手権で生まれた18歳のドリブル独走弾が話題を呼んでいる。驚異的なスピードを活かしたスプリントからボールを奪い取り、ゴールまで独走した一撃が「完全にベイルだ」「めちゃ既視感」とファンから熱視線が注がれた。
注目されているのは昨年12月31日に行われた2回戦の新潟明訓(新潟)対阪南大高(大阪)で、阪南大高の3年生FW硲冬真が決めた2点目の場面。前半24分だった。ハーフウェーラインを越えたところへのルーズボールへ鋭く反応。スピードを活かし相手より先にボールを奪う。そこから一気に加速し、およそ25メートルの独走ドリブルからゴールを奪った。
この試合で先制点を決めていた18歳の硲は2得点と躍動し、6-0勝利に貢献。2点目に関してはそのスピードはもとより、ゴールシーンがある名手による得点とそっくりだと話題に。それは元ウェールズ代表のギャレス・ベイル氏が、2014年のコパ・デル・レイ(国王杯)決勝でFCバルセロナ相手に決めた60メートルドリブル弾だ。
ベイル氏は2023年に引退。現役時代はスピードスターとして腕を鳴らし、国王杯決勝では独走ドリブルから決勝点をマークした。ボールを奪ってからフィニッシュへ持ち込むまでの流れが当時、大きな反響を呼んだこともあり、それを彷彿させるものとして、ファンからは「完全にベイルだ」「独走ドリブルと瓜二つ」「めちゃ既視感」「高校生半端ないって!」「震えた」といった反応が上がった。
阪南大高は1月2日の3回戦で東福岡(福岡)に0-1と敗れて、すでに敗退が決定。硲の今大会は2得点で幕を閉じたが、インパクト十分の得点シーンで痕跡を残した。(FOOTBALL ZONE編集部)
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