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プロ入り前にまさか…本拠地で涙「どこかで高ぶった」 母もびっくり「小中の頃から外したことなかった」

FOOTBALL ZONE / 2025年1月4日 20時30分

■静岡学園は準々決勝で東福岡と対戦しPK戦の末敗れた

 静岡学園の野田裕人にとって、悔しさの残るPK戦となった。第103回全国高校サッカー選手権大会は1月4日、準々決勝4試合が行われ、静岡学園は東福岡と対戦しPK戦の末に敗退した。

 ここまでの3試合をともに無失点で勝ち上がってきたチーム同士の試合ではあるが、特に目立ったのが東福岡の守備的な姿勢。「本当に守備は思った以上に堅くて。最後のところはしっかり身体を張れる、素晴らしいチームで。逆に、こんなにも押し込む時間は長いと思ってなかったので。そこは試合に入って思いました」

 意外な東福岡の試合運びもあり0-0で80分を終了しPK戦に。静岡学園先攻で始まったPK戦はともに3人ずつを決めて4人目の野田に。ここで野田は枠を大きく外すミスを犯してしまった。

「冷静に蹴ったつもりだったんですが、どこかで気持ちが高ぶった部分もあるかもしれないです」

 そんな野田のPK失敗についてスタンドから応援していたお母さんの友子(ともこ)さんが振り返る。「小中の頃からPKは外したことはなかったんです」と肩を落とす友子さんは「PK戦は見てられませんでした」と残念そう。また、高知戦で泣き顔が中継された妹の陽菜(ひなの)ちゃんは0-0の試合展開にまた泣き始めてしまったそうで「PK戦には入ってほしくなかったです」とお兄ちゃんの敗戦を悲しそうに振り返っていた。

 野田と、野田家の選手権は終わったが友子さんは「ここまで連れてきてもらえて、本当に楽しい経験をさせてもらいました」と静岡学園のチームメイトたちにも感謝していた。そして野田自身に対しては「この結果を(等々力で)更新しないといけないですね。ここを乗り越えないと」とエールを送っていた。

 なお、東福岡戦の試合会場は等々力で、今季から野田が加入する川崎フロンターレのホームスタジアムだ。スタンドにはフロンターレサポーターの姿も多く見られ、新加入選手への期待感も高かった。だからこそ、野田は「本当にたくさんのお客さんも入って、素晴らしい環境でプレーできたことは自分の財産ですし、個人としても本当に課題だったりとか、いろいろなものを得られた試合だったので。この試合を通してまた強くならないといけないのかなと思います」とプロの舞台での日々に気持を切り替えていた。

 PK戦は静岡学園が2選手が外したのに対し、東福岡のミスは1選手のみ。6人目での決着となった。(江藤高志 / Takashi Eto)

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