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高校生の25m弾が「かなり技術が高い」 “常識外”の逸材出現…日本代表OB驚き「相当自信ある」【見解】

FOOTBALL ZONE / 2025年1月7日 7時10分

■【専門家の目|太田吉彰】流経大柏・亀田歩夢のスーパーゴールに脱帽

 第103回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝で、流経大柏(千葉)のプロ内定MFが決めた圧巻ミドル弾が話題に。カットインから右足を一閃したミドル弾は高度な技術が存分に凝縮された一撃として反響を呼んだなか、元日本代表選手も「かなりこのシュート技術は高い」と、評している。(取材・構成=FOOTBALL ZONE編集部)

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 上田西(長野)を8-0の大差で下したこの一戦で、ひと際注目を浴びたのは、J2カターレ富山入りが内定している18歳MF亀田歩夢(3年)が決めた一撃だ。前半43分、ゴール正面やや左でパスを受けると、カットインから右足を一閃。およそ25メートルのロングシュートが山なりの軌道を描くスーパーゴールとなった。

 前方にはGKを含め相手5選手が構えていながらも、難なく決めた高度なロング弾。元日本代表MF太田吉彰氏は「まず形を確実に持ってるなっていうのはものすごく分かりますね」と述べたうえで、ボールを受ける前の動きに目を向けた。味方がドリブルでマークを引き連れていた場面でのポジショニングに亀田の特徴が浮かんでいるという。

「普通なら相手の背後を取ろうとするんですよね。でもあえてその場でストップしてるんですよ。相手との距離をしっかりと取っておけば絶対的な自信がある。だからこそ、そこでボールを受けたかった。あの間合いだとなかなか相手も寄せ切れないですし、シュートまでのタイミングをしっかりと作った良いシーンだと思います」

 味方からパスを受けた時点で「シュートの意識は100パーセントしている」(太田氏)というなかで右足から放たれたシュートは、山なりの軌道を描くスーパーゴールに。「かなりシュート技術が高いですし、相当な自信を持ってると思います。カットインからの一振りで確実にサイドのコースを突いていますから、相当練習しているんじゃないかなと思います」と太田氏。打った時点で“勝負あり”の一撃に思わず唸った。

 亀田は中学時代までフットサルを取り組んでおり、卓越したテクニックも魅力。太田氏は「今後が楽しみな選手ではあるとは思いますね。こういった技術のある選手がどんどん出てきたな、というのはすごく感じます」と、選手権準決勝以降での活躍、さらには、プロ入り後の飛躍にも期待を寄せた。(FOOTBALL ZONE編集部)

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