日本人が見せた「2つの最上級」 MOM初受賞、欧州現地で最高評価「絶対的な主役だった」
FOOTBALL ZONE / 2025年1月6日 11時10分
■GK鈴木は決定的な場面を何度もセーブで救った
イタリア1部パルマに所属する日本代表GK鈴木彩艶は、現地時間1月5日のセリエA第19節トリノ戦でファインセーブを連発。チームは0-0で引き分けたものの、イタリアメディアではチーム最高採点で「2つの最上級のセーブを見せた」と称賛された。
鈴木は前半9分に相手FWチェ・アダムスがゴール正面から放った決定機のヘディングシュートを鋭い反応で弾き出すと、前半18分にもアダムスがゴール正面から打ったボレーシュートをファインセーブ。さらに後半アディショナルタイムには、相手MFカルロ・リネッティによる決勝ゴールかという際どいコースへのシュートを弾き出し、無失点で切り抜けた。
イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」では鈴木を「7点」のチーム単独最高点として、「前半は絶対的な主役だった。チェ・アダムスとの決戦を制してトリノのストライカーから2つの最上級のセーブを見せた。決勝点の場面でもリネッティのシュートを防ぎ、勝ち点1の立役者になった」と評した。
また、パルマ専門のニュースサイト「パルマ・ライブ」も「7.5点」の単独最高点を与え、「多少の危なっかしい飛び出しはありつつもミラクルなプレーを見せ、常に勇敢な飛び出しを見せた。前半はアダムスから2つのビッグセーブを見せ、いずれも0-0からの決定機だった。そして試合終了間際、彼はゴールポストのところまで飛びついて勝ち点1に値する非常に重みのあるセービングをした」と、いずれも3つのファインセーブによりパルマが勝ち点1を獲得したという評価だった。
鈴木は今季に昇格組のパルマに加入してレギュラーを確保してプレーしている。イタリアメディアの厳しい目にも晒されながら、持ち味のダイナミックなセービングでチームに敵地での貴重な引き分けをもたらした。(FOOTBALL ZONE編集部)
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