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新戦力5人も補強は「必要」 G大阪監督、21歳新エース候補退団に本音「もうちょっとやっても」

FOOTBALL ZONE / 2025年1月7日 19時40分

■G大阪が新シーズンへ向けての練習をスタート

 ガンバ大阪は1月7日に新シーズンの練習をスタートさせた。この日、ダニエル・ポヤトス監督の契約更新が発表され、3季目の続投が決定。前日6日にポヤトス監督が将来を嘱望していたFW坂本一彩が海外移籍すると発表され、新たな戦力5人を加えて始動した。今季の陣容について、監督は「与えられた選手で最大限のパフォーマンスを引き出す」としつつ、本音ものぞかせた。

 昨季はリーグ4位、天皇杯準優勝とポヤトス体制2年目でタイトルまであと1歩だった。新シーズンはドイツ2部ニュルンベルクからMF奥抜侃志、ジェフユナイテッド千葉からDF佐々木翔悟、高卒ルーキーMF名和田我空、レンタルバックのFW南野遥海が新戦力。またFW唐山翔自も期限付き移籍から復帰した。

 一方で、21歳坂本は今季のキーマンになり得るはずだったものの、前日に海外移籍が発表された。ポヤトス監督は「僕は与えられた選手でやりくりというか、最大限のパフォーマンスを引き出すというところだけに集中します。でも(補強は)必要なのかなと個人的に思っています」と本音も吐露。坂本の移籍についても率直な気持ちを明かした。

「(Jリーグは)しっかりと戦えるリーグだと思っているので、もうちょっとやってもよかったのかなと思うんですけれど、欧州に行くというところも含めて彼をリスペクトしている。一彩がいなくても問題ないというふうに思っていますし、(名和田)我空もいますし、南野もどのよういなっていくのかしっかり判断していきたい。そういうオプションもあるのかなと思っています」

 神村学園高校の“超大型新人”名和田はロス五輪世代の有望株で、世代を支えるアタッカー。20歳の南野はアカデミー育ちで2年間の武者修行を経て今季から復帰、G大阪トップで初めてプレーする。

 昨季、2桁得点を達成した坂本を育て上げたポヤトス監督。新戦力の若手2人にも期待を寄せる。

「本当にゼロからのスタートと選手には伝えた。監督という立場は時間がいつまであるのか分からない。毎試合しっかりと戦っていきたいし、同時に上位争いしていきたい。システムとかそういうところを変えるということは全くぶれずにやっていきたい」

 この日は負傷離脱中のFW宇佐美貴史やMF食野亮太郎が不在だったが、17日から始まる沖縄キャンプで合流予定。新生ガンバのスタートに注目だ。(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)

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