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18歳の超大型新人が堂々「2桁ゴール」宣言 “極意”習得へレジェンドに弟子入り志願

FOOTBALL ZONE / 2025年1月7日 20時50分

■G大阪に加入したロス世代の主力候補・名和田我空が初練習

 ガンバ大阪は1月7日に新シーズンの練習をスタートさせた。神村学園高校から新加入の“超大型新人”MF名和田我空は1年目の目標を「2桁得点」と宣言。ロス五輪世代を支えるアタッカーで、強烈なフリーキック(FK)も持ち味の18歳は元日本代表MF遠藤保仁コーチに極意を「教えてもらいたい」と志願した。

 青色の練習着を身にまとい、臆する様子もなくピッチに入った名和田。同じく新加入のMF奥抜侃志らと言葉をかわしながら、笑みも見せ、リラックスした状態で初日を終えた。

 年代別代表の常連で大きな期待を受ける名和田。前日6日に21歳FW坂本一彩の海外移籍が発表され、ダニエル・ポヤトス監督にも「我空もいる」と、ほかの若手に並んでオプションに指名された。そもそも、国内外の複数クラブからオファーを受けてなぜG大阪に加入を決めたのか。

「プレーが一番やりやすかった、合わせやすかったのがガンバだったので決め手になりました。練習をやっていく中で、細かいパス回しだったり(周りも)すごく上手いなと感じていた。そういうチームでやりたいと思った」

 G大阪からリリースで発表されたのが昨年12月15日。その直前に決断したという。新加入選手の会見では目標を「1年目ですけど2桁ゴールを狙いたい」と宣言。高校生とは思えないほど堂々とした口ぶりだったが「言うことは簡単なことなので」とはっきりと言い放った。

「達成しないと意味ないですし、そのなかでも簡単じゃないというのはもちろん分かっています。自分に言い聞かせながらやっていくことでチームの勝利に貢献できたり、いい結果が生まれてくるのかな、と」

 遠藤コーチの存在も大きかった。この日は居残り練習できず、直接指導を受けることはできなかったが「いろんなことを教わりたい。自分からもいろいろ質問したい。自主練も残ってくださる。練習参加の時も一緒にやりましたし、教えてもらいたい」と、技に磨きをかけるつもりだ。

 一方で監督からも指摘された「フィジカル」面では筋トレ番長のベテランMF倉田秋に“弟子入り”。倉田塾に入塾し「成長できるチャンスかなと思って」と初々しい笑顔を見せた。コミュニケーション能力の高さは1年目のMF堂安律やMF中村敬斗らを彷彿させる。

 右も左も分からないプロの世界。オフ・ザ・ボールの動きなど課題はあるが、未来は明るい。青黒に染まった18歳がピッチに立つ瞬間、その時を待ち望んでいる。(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)

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