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驚異の「155」、“同カテ”移籍の最強補強 昨季9発MFが浦和で掲げた「優勝」の二文字

FOOTBALL ZONE / 2025年1月10日 8時30分

■柏からMFマテウス・サヴィオを獲得

 J1浦和レッズは1月7日に新加入選手の発表会見を実施した。「熱いサポーターの皆さんの目の前で優勝したい」。今季の国内移籍で最大級の目玉となるMFマテウス・サヴィオは、“優勝”という言葉を強調した言葉を残した。

 昨季終了から今季にかけ、Jリーグのクラブ同士で最も大きな実力者の移籍が柏レイソルから浦和へサヴィオが移籍したことではないだろうか。ブラジルU-20代表経験を持ち、2019年夏に当時J2の柏に加入するとJ1昇格に大きく貢献。主力としての出場を続け、24年はリーグ全38試合にスタメン出場して、9得点7アシストをマークした。特に攻撃面において、現在のJリーグで最も優れた外国籍選手という評価にも値する。

 なかでも優れているものがチャンスメイク能力と言える。Jリーグが公開しているデータでは、昨季のペナルティエリア(PA)内へのスルーパス成功、PA内からのクロス成功、ラストパスの合計値を示す「チャンスクリエイト数」は155回で、2位のMFルーカス・フェルナンデス(セレッソ大阪)に46ポイント差をつけるダントツのトップで1試合平均も4.1を数えた。昨季の浦和でこの指標で最も優れた数値を残したのはMF渡邊凌磨の55回、1試合平均1.4だったがサヴィオとは3倍近い差がつく。

 27歳とキャリアでもピークの時期を迎えているブラジル人アタッカーは、加入にあたり「浦和レッズの印象はやっぱりサポーターが非常に熱い。5年半日本にいて、毎回対戦すると非常にやりづらい相手だと思った。このクラブに加入できて非常に嬉しく思うし、責任を感じて必ず優勝できるように頑張りたい。なぜ浦和に決めたのかは、優勝をしたいから。必ずこのクラブで優勝したいと思うし、熱いサポーターの皆さんの目の前で優勝したい」と、優勝という言葉を繰り返し用いて強調した。

 昨季の浦和は、特に9月から指揮を執ったマチェイ・スコルジャ監督の体制下でリーグ戦10試合を戦い7失点に抑えたものの、それを下回る6得点。過半数の6試合が無得点に終わるという事態であり攻撃力、得点力への課題が明確になった。その点においてサヴィオの獲得は直接的に作用する補強として期待が懸かる。

 浦和は今後1月12日から沖縄県でプレシーズンキャンプを行い開幕に備える。サヴィオは「1人1人それぞれ大きな目標があることは分かっているし、自分たちがやることは、日々の練習で全力で頑張ること。そして試合の時にサポーターの皆さんを味方につける。そしたら必ず優勝できると思うので、それを日々の練習で頑張っていきたい」と先を見据えた。背番号「8」をつけたサヴィオを攻撃陣の中心として今季のチームが形成されることになりそうだ。(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)

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