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充実オフ補強の町田・黒田監督「タイトル獲りたい」 最低ライン5位で“昨季超え”へ

FOOTBALL ZONE / 2025年1月8日 14時38分

■2025シーズンに向けてチームが始動

 J1のFC町田ゼルビアは1月8日、2025シーズンに向けて始動した。約1時間のトレーニング後、黒田剛監督が取材に応じ、新シーズンの目標を明らかにした。J1初昇格ながら3位に躍進した昨季を経て「5位以上は絶対確保したい。そしてやっぱり何らかのタイトルも獲りたい」と力強く語った。

 町田はJ1初挑戦になった昨季、開幕から快進撃を続けシーズンを通して上位争いを展開。最終的にはヴィッセル神戸に優勝を明け渡す形となったが、J1で1年目ながら堂々の3位でフィニッシュ。そのなかで、8日に黒田体制3年目がスタート。始動日には多くのファンが練習場へ駆けつけたなか、およそ1時間汗を流した。

 今オフは、充実の補強にも成功した。FW西村拓真(←横浜F・マリノス)、DF菊池流帆(←ヴィッセル神戸)、DF岡村大八(←北海道コンサドーレ札幌)ら実力者を獲得。昨季はレンタル加入だったGK谷晃生、MF白崎凌兵、FWオ・セフンの3選手を完全移籍へ移行させるなど、選手層はより厚みを増した。

 始動日のトレーニングを終え、囲み取材に応じた黒田監督は、今季の陣容に言及。「真面目で誠実で、トレーニングに顕著に取り組んでくれている選手が来てくれたと思っている。町田のカラーというか、我々のチーム作りを求めて、またはここにフィットすると感じて来てくれる選手たちが増えてきたので、それはこの2年かけて我々が町田らしさを作り上げた部分に対する評価だと思う。それはすごくありがたい」と喜んだ。

 昨季はシーズン終盤まで優勝争いを演じながら、あと一歩及ばず3位に。その結果を踏まえ、新シーズンでは昨年以上の結果を求めていく。黒田監督は「最低ラインとして5位以上は絶対確保したい。そしてやっぱり何らかのタイトルも獲りたいとも思うし、あらゆるメンバーがどのタイミングでどう出ようと、しっかり町田のサッカーというもの志向できるようにしたい」とし、上位進出、そして初タイトル獲得を積極的に狙う意向を示した。

 堅守速攻スタイルで躍進を遂げた昨季から、さらなる高みを狙う今季へ「長期のスパンを考えながら、もう少し町田のサッカーを前進させたい。去年やらなかったこようなことでも、1歩踏みこんでやりたいところもある。戦うベースは変わらないにしても、見えたものがある以上、または、選手たちが実感できたものがある以上、果敢にチャレンジする1年だと思うので、それはまたブレずにやっていきたい」と黒田監督。より厳しくマークされるであろうJ1での2シーズン目へ、町田の新たなチャレンジが始まる。(FOOTBALL ZONE編集部・橋本 啓 / Akira Hashimoto)

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