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覚悟の自主練で「昔のように」 9番で原点回帰、原口元気が誓う復活「30本、40本スプリントできるか」

FOOTBALL ZONE / 2025年1月9日 17時30分

■浦和の“新9番”MF原口元気がオフのトレーニングに言及

 浦和レッズは1月9日に新シーズンで初の公開練習を実施。今季から2014年以来で再び「9番」をつける33歳のMF原口元気は、オフのトレーニングについて「走れないと結果が出ないと感じたので、そこにフォーカスしてきた」と話す。

 原口は浦和の下部組織からトップ昇格し、14年にドイツ移籍。10シーズンに渡ってプレーし、その間には18年のロシア・ワールドカップ(W杯)で日本代表で初めて決勝トーナメントでのゴールを決めるなど活躍。そして、昨年9月に浦和へと復帰して「78番」をつけていた。

 14年にドイツ移籍する前の約半年間つけたエースナンバーについて「当時は憧れみたいな部分でつけた。今回は責任を持ってつけたい」と話す。Jリーグの創成期から日本人初の得点王になった元日本代表FW福田正博氏の印象が強い浦和の「9番」は特別な番号とされてきた。それについて原口は「少しここ最近、9番の価値が僕が以前つけた時より落ちてきてしまったと感じるので、その価値をもう1回高められるようにしたい」と話した。

 マチェイ・スコルジャ監督が昨季途中から率いたチームでは、加入当初はチームの人数バランスや指揮官からのオーダーもありボランチでの起用が続いた。しかし、原口が求めるのはあくまでもより攻撃的なポジションであり、シーズン終盤には慣れ親しんだ左サイドアタッカーでもスタメンの機会を得た。そして、そうした「キレ」を必要とするポジションに合わせた体づくりの必要性があると話してオフシーズンに入っていた。

 浦和はFW興梠慎三とDF宇賀神友弥の両ベテランが現役引退し、原口がフィールドプレーヤーの最年長になった。FW二田理央ら原口を慕う若手も多いが、新シーズンに向け「ピッチ上の背中で引っ張りたいと思う。オフ・ザ・ピッチというより、ピッチ上のパフォーマンスで」と話す。「オフもだいぶやりましたし、必ず昨シーズンと違う自分を見せられると思う」と眼光は鋭い。

 そして「とりあえず、走りましたね。やっぱり走れていなかったので。がむしゃらに走ったわけではなく計画的に色々とトライしながら、どうやったらもう1回、昔のように1試合で30本、40本スプリントができるか。走れないと結果が出ないと感じたので、そこにフォーカスしてきた」と、不完全燃焼に終わった昨季のハーフシーズンを経て今季への準備に自信を見せた。

 今季の浦和は強化責任者の堀之内聖スポーツ・ダイレクター(SD)が「最大目標はリーグ優勝」と明言した。スコルジャ監督が率いた23年と昨季後半のチームを見れば、得点力が課題になっているのは明らかだけに、原口が浦和を勝利に導くゴールを量産することが期待される。(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)

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