無所属のスターMF「未来は不透明」 ブラジル名門が関心も“獲得保留”を海外報道

■ポグバにコリンチャンス加入の噂

　元フランス代表MFポール・ポグバは長期出場停止を受け、昨年11月末でイタリア1部ユベントスを退団した。ブラジルの名門コリンチャンス加入の可能性が浮上していたが、スポンサーの問題で暗礁に乗り上げているという。

　ポグバは2023-24シーズンのセリエA開幕戦後に行われたドーピング検査で陽性反応を示し、最長4年間の長期出場停止処分が下された。その後、処分は18か月に短縮され、今年1月からトレーニングを再開し、同3月から公式戦への出場が可能となる。

　昨年11月末にユベントスと契約解除し、現在はフリーとなっている31歳のMFに対しては、ブラジルのコリンチャンスが関心を示していると報じられていた。同クラブにはマンチェスター・ユナイテッドで同僚だったオランダ代表FWメンフィス・デパイが所属している。

　しかし、海外のスポーツメディア「Nogo Mania」は「ポール・ポグバのコリンチャンスへの移籍交渉はスポンサーのハードルによって冷え込んでいる。（スポンサー企業の）Esportes da Sorteの財政問題によって取引は保留となった」とし、「ポグバの未来は不透明」と報じた。デパイの獲得時には積極的に資金を投じることができたが、経営難によってポグバの獲得交渉が停滞しているようだ。

　ポグバは2018年ロシア・ワールドカップを制したフランス代表の一人だが、この6年半で置かれた立場は大きく変化した。果たしてどのクラブで再出発を切ることになるのだろうか。（FOOTBALL ZONE編集部）