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柿谷曜一朗「無茶なお願いを快く聞いてくださり」 異例の古巣引退会見…明かす舞台裏

FOOTBALL ZONE / 2025年1月23日 11時1分

■C大阪で引退会見「僕のためにいろいろ準備してくださりありがとうございます」

 2024シーズンをもって現役を引退した元日本代表FW柿谷曜一朗が1月23日、古巣セレッソ大阪の本拠地であるヨドコウ桜スタジアムで引退会見を行った。昨季は徳島ヴォルティスに所属していた柿谷がC大阪で引退会見に臨むのは異例とも言えるが、「無茶なお願いを快く聞いてくださり」と舞台裏を明かした。

 会見場には所属したC大阪、バーゼル、徳島ヴォルティス、名古屋グランパスのユニフォームを着た柿谷が彩られたパネルが用意された。冒頭で「まずセレッソ大阪の皆さま、この会見を僕のためにいろいろ準備してくださりありがとうございます。なんとかセレッソ大阪でさせていただけないでしょうかという無茶なお願いを快く聞いてくださり、本当にありがとうございます」と挨拶した。

 引退の理由については「サッカーに対する熱が冷めたわけではないけど、新しいステージに立ってみたい、挑戦してみたいというのが数年前からあった。いくつかオファーはあったけど中途半端にプレーするのは違うと思って引退を決めるしかない」と言及。今後の活動は「サッカー系の文化人として幅広く活動していけたら。今までの経験を幅広く伝えていけたらと思います」とした。

 柿谷はアカデミー時代から才能を開花させ、C大阪U-15、U-18を経て2006年にデビュー。2009年からは徳島に期限付き移籍し、2012年にC大阪に復帰すると、2013年は21ゴールをマーク。2014年7月にスイス1部バーゼルに移籍し、同年のブラジルW杯に臨む日本代表メンバーに選出され、2試合に途中出場した。

 バーゼル時代にはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)に3試合出場。日本代表としては国際Aマッチ18試合5ゴールをマークした。2016年にC大阪に復帰し、2021年に名古屋へ完全移籍。2023年には12年ぶりに徳島に加入していた。昨季はJ2リーグ29試合に出場したが、11月にクラブから契約満了が発表されていた。(FOOTBALL ZONE編集部)

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