低弾道の“ビューティフル”ミドル弾で「怖いボランチ」 G大阪の大黒柱が沖縄で変貌

■鈴木徳真は札幌戦でも頼もしさを発揮

　沖縄キャンプ中のガンバ大阪は1月24日、北海道コンサドーレ札幌とトレーニングマッチ（45分×3本）を行い、2-2で引き分けた。1本目は0-1、2本目は2-0、3本目は0-1。2本目の途中からMF鈴木徳真がビューティフルゴールを決めた。

　2本目途中から出場した鈴木。昨年は37試合に出場した大黒柱は“別格”の働きを見せた。前線の4枚は20歳FW南野遥海、18歳MF名和田我空、22歳FW唐山翔自に加えて新加入のMF奥抜侃志というフレッシュな顔ぶれだったが、若手の連係を促しながらゴールも決めた。

　奥抜からのロングパスがマイナスで落とされ鈴木のもとへ渡ると、相手をかわしながら鋭い低弾道のミドル弾を突き刺した。

　昨年リーグ戦の得点はゼロ、ルヴァンカップ琉球戦の1ゴールで終わった。だからこそ今年は「ゴール前に入っていく形、アシストだったり目に見える結果というところで貢献したいという風に思っている。昨年は作ったり全体をカバーすることに重点を置いていた。自分がもう少し怖いボランチになるとチームに厚みを持たせられると思う」と、得点にこだわっていく覚悟だ。キャンプからその気持ちはひしひしと伝わってきた。（FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi）