20歳日本人が欧州で「絶妙なアシスト」 バイエルンから武者修行で躍動「きたー！」「見事」

■福井太智が決勝ゴールをアシスト

　ポルトガル1部FCアロウカのMF福井太智は現地時間1月24日、リーグ第19節モレイレンセ戦でスタメン出場し決勝ゴールをアシストした。ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンから武者修行に出ている20歳が存在感を高めている。

　サガン鳥栖ユース出身の福井は2022年に17歳でトップチームとプロ契約を果たすと、23年1月に名門バイエルンに完全移籍した。同年9月にはドイツカップ戦でデビューも果たしていたなか、24年にポルトガルのポルティモネンセへレンタル移籍。11試合1ゴール1アシストの結果を残したものの、クラブは降格の憂き目に遭った。

　その後、福井は24-25年シーズンまでアロウカへ期限付き移籍。リーグ戦16試合に出場していたなか、モレイレンセ戦で待望のアシストを記録した。後半32分、前線で相手のパスをカットすると相手を引きつけてラストパス。FWジェイソン・レメセイロの決勝ゴールをお膳立てした。

　ポルトガルのスポーツ紙「A BOLA」も「絶妙なアシスト」と福井の移籍後初アシストを称賛。またファンらかも「凄い」「きたー！」「見事だった！」「貴重な勝ち点」といった声が寄せられている。レンタル期限は6月までとなるが、20歳期待の存在が成長の片りんを見せていた。（FOOTBALL ZONE編集部）