1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

古橋の放出に憤慨「理解ができない」 クラブ方針に批判「CL挑戦には限界があると認めた」

FOOTBALL ZONE / 2025年1月26日 9時30分

■古橋はスタッド・レンヌへの移籍が近づいていると報じられている

 スコットランド1部セルティックに所属する日本代表FW古橋亨梧は、まもなくフランス1部スタッド・レンヌへの移籍が決まると報じられている。すでに両クラブの監督が古橋の移籍に言及し正式発表が待たれるなか、セルティックOBである元イングランド代表FWクリス・サットン氏は、シーズン中の古橋売却に「理解ができない」と憤慨している。

 ここまでのセルティックは素晴らしいシーズンを送っていると言える。スコットランドリーグカップを制したばかりか、リーグ戦でも2位のレンジャーズと勝ち点差「13」をつけて4連覇へ視界良好だ。さらにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも、プレーオフ進出を決めている。

「さぁ、ここから後半戦!」という気持ちでいたサポーターにとって、絶対的なエースの移籍はショッキングなものだろう。クラブOBのサットン氏は、英メディア「レコード」のコラムで「古橋亨梧の売却は、セルティックが手を上げて、CLでの挑戦には限界があると認めたようなものだ」と、移籍市場での最新の動きを酷評した。

「超批判的になるのであれば、『マジックより金』だ。CLのプレーオフ進出は、大きな祝福を受けるべきだ。ブレンダン・ロジャーズ監督と選手たちは最高峰の舞台で素晴らしかったし、何年も期待を裏切ってきただけに格別だ。だが、もっと上を狙えるはずだ。さらに、まだ(国内)タイトルも勝ち取っていない。周囲に『もう終わった』と言われるとイライラする。だからこそ、私はこのキョウゴ売却が受け入れられない。去るタイミングには、正しいものと正しくないものがある」

「ロジャーズ監督は、『キョウゴは去りたがっていた』と言っていた。それは理解できる。であれば、彼を夏に売却すればいい。なぜシーズン真っただ中で、まだ多くを勝ち取れるタイミングでするんだ? この3年半を経て、彼は新しい挑戦に出たかったのだろうが、彼が決めることではない。契約があるうちはね。行ってもいい、だがいつかは私たちが決める。キミじゃない」と、シーズン中の移籍をクラブは認めるべきではないと主張した。

 さらにロジャーズ監督が、古橋が数か月前から離れたがっていたとしても、十分チームに貢献し続けていた評価するサットン氏は、30歳の選手を1000万ポンド(約19億円)で売却できたことを喜ぶファンにも、「私にはまったくそのように見えない」と自身の見解を続けた。

「近年のサッカーで、特に試合を決定づけられる選手にそれは当てはまらない。それに30歳は年寄りではない。リバプールのモハメド・サラーを見ればいい。しかも、セルティックはレンジャーズのように資金が必要でもない。なぜ次のステージに行くために、最善のチームにしあげないのか。まるで『お手上げ』と言っているようだ。ヘンリク・ラーションがシーズン途中に売られることは想像できなかった。キョウゴの穴は大きすぎる。セルティックは、トップクラスの代役が必要だ。そうでなければ、アジア人を売れなかっただろう。もし彼と同等、あるいは彼以上の選手をとれたならば、真っ先に私が頭を下げよう」

 サットン氏は、ちょっとしたことでチームの歯車は狂いかねないと指摘し、「セルティックは優勝の最有力だ。だが、誰も保証はできない。数試合負けるだけで、ぐらつき始めるのは十分なんだ」と、古橋移籍によって国内タイトルにも影響を及ぼす可能性を危惧し「私にとって、キョウゴの売却は間違った合図なんだ。セルティックがCLのプレーオフに進出できたことで、シーズンが終わったと勘違いしているように見えるし、リーグカップを優勝して、国内リーグも取れたと思い込んでいるようだ」と、厳しく批判し続けた。(FOOTBALL ZONE編集部)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください