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浦和の新戦力いきなり躍動…「ガチで狙いました」 26歳芸術ループ弾に見えた「理想形」

FOOTBALL ZONE / 2025年1月29日 11時10分

■沖縄キャンプのトレーニングマッチで、新戦力のMF松本泰志が2ゴール

 期待していた形での一撃が決まった。浦和レッズは沖縄キャンプ中の1月28日にガンバ大阪と45分×3本の形式でトレーニングマッチを行い、合計4-2で勝利した。新戦力のMF松本泰志が2ゴールを奪ったが、その2点目は中盤から相手の背後に飛び出していく形で芸術的なループを決めた。

 浦和とG大阪はともにキャンプも後半に入って疲労も溜まっている時期にあるが、意欲的な立ち上がりでプレーした1本目はGKのファインセーブも見られるなか、両者無得点。2本目の中でG大阪がGKからビルドアップを試みようとしたところ、浦和はMFマテウス・サヴィオがパスを引っ掛けてショートカウンターとなりFWチアゴ・サンタナがゴールした。

 さらに浦和はMF原口元気のラストパスを松本が決めて2点差とした。そして2本目の終了間際、DF石原広教のアーリークロスに中盤から飛び出した松本がダイレクトで合わせると、GKの頭上を抜く鮮やかなループシュートになった。3本目はG大阪FWイッサム・ジェバリがクロスからヘディングで決め、浦和は原口のラストパスからMF中島翔哉がゴール。最後はG大阪のFW山下諒也が左サイドからのミドルを決めた。

 松本の2点目は、石原がボールを持った時点で前線から受けに来る選手と逆の動きでゴール前に飛び出していったもの。昨夏にMF伊藤敦樹がベルギー移籍してから足りなかった中盤からゴール前に進出するプレーであり、サンフレッチェ広島から松本を獲得した意味を感じさせるようなプレーになった。

■ダイナミックな動きでゴール前に進出、今季のカギを握る可能性も

 このゴールについて松本は「(ループシュートは)結構、ガチで狙いました」と笑顔。そして「(石原)広教とはいい関係が築けていて、あのボールは常に要求しているし、常に見てくれる選手なのでうまくいって良かったなと思う。自分自身がいけると思ったタイミングで、(味方の動きを)おとりにして出ていっています」と話した。

 試合の中でもトップ下やボランチでポジションが変わることがあり、MF渡邊凌磨も同じように前後の位置でプレーできる。MFサミュエル・グスタフソンやMF安居海渡、中島、サヴィオらとの組み合わせのパターンも無数に生まれ得るが、この日のゲームについて松本は「両方のポジションで1点ずつ取れたのが大きい」とも口にした。

 互いにパワーをかけた1本目は膠着状態になった時間帯もあり「ファイナルサードでどう崩すか、クロスが入る時に各々がどのポジションを取るかは、まだまだ話し合っていかないといけない。押し込まれている時でもショートカウンターに出ていくのも、今日も結構できていたけど、まだまだできると思う」と、改善できるポイントも挙げた。

 マチェイ・スコルジャ監督が指揮してきた2023年と24年の9月以降を見れば、守備の硬さに対する得点力不足が弱点になっているのは明確なこと。それだけに、ダイナミックな動きでゴール前に進出していく松本の存在が、今季のカギを握る可能性も十分にありそうだ。(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)

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