J移籍噂…30戦14発FW「冒険に興味がある」 3.5億円準備の報道もSD否定「売りたくない」

■トルコ人FWデニズ・ヒュメットにはG大阪移籍の噂

　スウェーデン1部ユールゴーデンに所属するトルコ人FWデニズ・ヒュメットはJ1ガンバ大阪への移籍の可能性が報じられている。具体的なオファー額なども報じられている一方で、スポーツディレクター（SD）のボッセ・アンデション氏は「売る必要はない。売りたくない」と放出の可能性を否定的に語っている。現地紙「Sportblader」が報じた

　現在28歳のヒュメットは昨季スウェーデンリーグで30試合14得点の活躍を披露。カップ戦も含めれば、加入から1年で公式戦48試合24得点7アシストと攻撃陣を牽引してきた。

　現地メディアではヒュメットに対してG大阪が2500万スウェーデンクローナ（約3億5000万円）でオファーをしたと報じられていたが、これについてボッセSDは「デニズに関して新聞に書かれたことは真実ではない」とオファーを否定。適切なオファーがあれば聞き入れる構えであることは認めたうえで「我々は売る必要はない。売りたくない。スポーツ面に集中している。もし売却することになるなら、それはユールゴーデンにとっていいものでなければならない」とクラブのスタンスを明かしていた。

　移籍が浮上している当のヒュメットは「私は28歳で、今年29歳になる。私は常により良い選手になれることを選んできた。ボッセとも話しているし、双方にとって興味深いものになるかどうかはその時がくれば分かるだろう。ユールゴーデンに来た時から冒険に興味がある。それが可能な年齢だとも言った。だからといってユールゴーデンで得たものに感謝していないという意味ではない」と挑戦への意欲を示すコメントも残しているが、果たしてスウェーデンでゴールを量産するストライカーのJリーグ参戦は実現するのだろうか。（FOOTBALL ZONE編集部）