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22歳日本代表の放出は「クラブの方針」 欧州名門が複数興味、GOサイン条件「頻繁にはない」【現地発コラム】

FOOTBALL ZONE / 2025年2月4日 7時40分

■鈴木についてイタリア記者サンドロ・ピォヴァーニ氏に現地取材

 イタリア1部パルマに所属する日本代表GK鈴木彩艶には、多数のオファーがビッグクラブから届いているとされている。現地メディアの記者たちは22歳の日本人GKの夏以降の去就、そしてイタリアでの成長について興味深い言葉を残してくれた。(取材=倉石千種)

   ◇   ◇   ◇

 鈴木は今シーズン、パルマの守備陣で獅子奮迅の活躍を見せている。浦和レッズ、シント=トロイデンとステップアップしてきた若武者は、昨年7月にパルマへ完全移籍。ここまで出場停止の試合を除き、公式戦22試合に出場している。そのうち完封した試合は3つだ。

 活躍を続ける鈴木について、現地紙「カゼッタ・ディ・パルマ」や現地報道局「12 TV Parma」の記者であるサンドロ・ピォヴァーニ氏に尋ねると「イタリアのサッカーを知らなかったが、力、チームのスピード、強さ……この地のサッカーを徐々に理解してきている。技術だけではなくて、フィジカルも重要。イタリアではすべてが必要なんだ」と、成長を評価した。

 その活躍により、ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンやイングランド1部マンチェスター・ユナイテッドなどビッグクラブからの獲得興味が報じられている。今冬については「今冬は疑いなくパルマに残る」とピォヴァーニ氏の言葉通りになったが、夏以降は「4000万ポンド(約76億円)なら、パルマは放出するかもしれない」と、移籍の可能性を否定しなかった。


サンドロ・ピォヴァーニ記者【写真: 倉石千種】

「パルマは若い選手を獲得して、成長させて旅立たせる。それが方針だ。それにGKに4000万ポンドのオファーをするということは頻繁にあることではない。鈴木は優秀な選手だ。セーブだけではなく、蹴る技術も高い。この調子でプレーしていれば、放出となる可能性は十分にあるね」

 イタリアで名を挙げた日本の守護神は、現地記者にも好印象に映る。「彼はよく学んで、全てを吸収して向上している。GKは易しい職業ではないからね」と、成長を見守られてきたが、クラブの方針も含め2025年はさらなる飛躍の可能性が芽生えきそうだ。(倉石千種 / Chigusa Kuraishi)

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