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日本代表メンバーになぜ…23人リストで「0」 あえて招集外、“史上初”外国人監督の思惑

FOOTBALL ZONE / 2025年2月6日 18時10分

■ニールセン新監督の初陣、シービリーブズ・カップで新戦力は0人に

 日本サッカー協会(JFA)は、デンマーク出身ニルス・ニールセン新監督の初陣となる今月のシービリーブズ・カップに向けたメンバー発表記者会見を2月5日に実施した。初代表選手が0人となった構成について、指揮官は「シーズン中でコンディションのいい選手でないと難しいなと思った」と話し、新戦力の発掘は4月以降の機会になると見通しを話した。

 2月17日から28日にかけて米国で開催され、豪州女子代表、コロンビア女子代表、米国女子代表と対戦する大会に向け、新監督は「短い間隔で試合がありトレーニングの時間も取りづらい。しかし、素晴らしい選手のいるチームとの試合があるので、それは楽しみにしている。今回の選出に関しては、シーズン中の選手を基本的に選んだ。3試合が短い感覚なので、それに適したコンディションであること、国際経験の豊富な選手を今回は選ばせてもらった」と話す。その結果、全選手がA代表の経験がすでにある選手になった。

 発表されたメンバーの内訳を見れば23人中の19人が海外組で、そのうち17人がヨーロッパでプレーしている選手になった。アメリカの女子リーグは3月の開幕予定で、WEリーグはウインターブレイク中。国内組4人も、1月中旬以降に準決勝と決勝が行われた皇后杯で4強入りしていたチームからの選出だった。

 そうした事情もあり、ニールセン監督は「今回選んだ選手は見てみたいと思った選手だし、シーズン中でコンディションのいい選手でないと難しいなと思った。4月は北米やWEリーグも始まっているので、その時にはリストに入ってくる。シーズン中なら新しい選手も呼びやすい。プランとは100%のことは言えないものだが、現時点ではそう考えている」と、4月上旬にコロンビア女子代表と行う国際親善試合も念頭に、2つの合宿の使い分けを行うプランを口にした。

 2025年全体のプランとしても「今回のメンバーに関して、もし3連勝して優勝したとしても4月にメンバーを少し変えることは考えている。また、(7月の)東アジア選手権では国内組にチャンスを与えられる。それがより多くの選手を見る機会になると思う。次回はレギュラー選手と比較的経験の少ない選手をミックスするのが代表チームにとって良いのではないかと思う」とも話した。

 一方で、国内組について「WEリーグで日本人選手はコンタクトなしに予測でボールを奪うのが上手い。例えば浦和はこのあとに女子ACL(AFCチャンピオンズリーグ)があるので、そこではフィジカルコンタクトなども見ていけると思う。(イングランドや北米のリーグと)一番違うのはスプリント能力や持久力。試合終盤まで落ちることなく走り続けられるか。日本人選手はスキルがあるが、国際試合ではそこを加えないといけない。そこに関しては代表チームでも伝えていきたい」と、選手選考にあたり要求するポイントを話した。

 ニールセン監督の現在は欧州に滞在し、この会見の直後にもイングランドでの視察を行う予定だと話した。昨年のパリ五輪では8強敗退に終わったなでしこジャパンだが、史上初の外国人監督の下で迎える初陣がどのようなゲームになるのか注目される。(FOOTBALL ZONE編集部)

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