元JリーグMVPが英で“得点量産” 格上相手の驚愕ミドル弾に最高評価「プレミアのポテンシャル」

■バーミンガム岩田、スーパーミドルに現地メディアはチームトップタイ9点

　イングランド3部バーミンガム・シティは現地時間2月8日のFAカップ4回戦で同1部ニューカッスルと対戦し、2-3で敗れた。MF岩田智輝は先発出場し、一時同点となるスーパーミドルを叩き込んだ。勝利にはつながらなかったものの、現地メディアでもチームトップタイの高評価で絶賛されていた。

　1-2と1点ビハインドで迎えた前半40分、ロングボールのこぼれ球に反応した岩田はペナルティーエリアの外から右足のダイレクトシュートでゴールを狙った。すると、放たれた一撃はゴール右上隅へ一直線に飛び込む強烈なゴラッソとなった。格上相手に決めた同点弾で、スタジアムは大歓声に包まれた。

　バーミンガムは後半に勝ち越しを許したため、このスーパーゴールも勝利には結びつかなかったが、英メディア「Birmingham Live」の選手採点で岩田はチームトップタイの9点（10点満点）がつけられ、そのクオリティーの高さが絶賛されていた。

「岩田は昨年8月にブルーズ（バーミンガム）にやってくる前までのキャリアで12得点を決めていたが、今季はすでに7得点で、そのほとんどが見事なゴールだ。このニューカッスル相手のゴールはそのなかでも特に素晴らしく、クリス・デイビス（監督）が彼にプレミアリーグのポテンシャルがあると信じている理由を証明した」

　2022年のJ1リーグ最優秀選手賞（MVP）に輝いた岩田。バーミンガムで得点力に磨きをかけ、チームの中心選手として評価を高めている。プレミアリーグのニューカッスルを相手に決めた一撃は強烈なインパクトを残していた。（FOOTBALL ZONE編集部）