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絶好調9発→3か月離脱「酸いも甘いも経験」 鬼木体制で“二桁得点”を…「自由」の一歩先へ

FOOTBALL ZONE / 2025年2月11日 10時10分

■濃野は昨季ポポヴィッチ監督の下で起用され注目の存在に

 2025年シーズンのJ1開幕イベントが2月10日、都内で行われた。鬼木達監督が就任した新生・鹿島アントラーズからはDF濃野公人が登場し「二桁得点」を今季の目標に掲げた。右サイドバック(SB)ながらFW顔負けの鋭い一発を持つ濃野。鹿島の抱える課題も認識しつつ、監督交代で自身に起こった変化についても言及してくれた。

 シーズン前のキャンプでは、初J1のファジアーノ岡山とのトレーニングマッチで4失点。2月1日のプレシーズンマッチ「いばらきサッカーフェスティバル2025」では、水戸ホーリーホックを相手に1-1のドローと守備の面でも課題が浮き彫りになっている。

 川崎フロンターレをリーグ優勝4回に導いた鬼木監督の最大のテーマは「チャレンジと鹿島らしさ」の融合だ。濃野もそれを理解しつつ「今までにない結束力」をチームに感じている。そんな濃野自身の目標は、昨季9ゴールを超える「二桁得点」だ。指揮官の求めることは、前任のランコ・ポポヴィッチ氏と鬼木新監督で大きく異なる。

 大卒ルーキーだった2024年は「がむしゃらに、何も考えずに突っ走った1年」と振り返る濃野。「(ランコ・)ポポヴィッチ監督の時はある程度自由が与えられていました。前に行ったら好きにやってくれという感じだったので、自分のプレーを細分化、言語化できるまでには至ってなかったと思います」と、今だからこそ感じる点を口にする。

「鬼木さんにはよく考えてプレーするように言われています。『いつ上がって、いつ戻ってくるのか』。自身でもより考えながらプレーするようになりました。(鬼木監督は)『公人はどう思っているのか』とよく聞いてくれますし、それを聞いて監督がどう思っているかというのも伝えてくれます」

「『ミスをしない、止めて蹴る』にとことんこだわっていけ」「本当にタイトルを獲るんだ」と口酸っぱく選手に問いかける指揮官が求める指標は高いが、プロ以前から濃野自身もそこは意識して取り組んできたと自信を見せる。

 昨年負傷してしまった湘南ベルマーレ戦からよりアップデートへ。3か月の離脱は「凄く悔しかった」と感情を滲ませる。奇しくも開幕カードは同じ湘南で、会場もアウェー“レモンガススタジアム平塚”だ。「酸いも甘いも経験したスタジアムですね。今年は喜びを分かち合いたい」シーズン初日の練習では、子供たちに優しい笑顔で対応していた姿が印象的だった。大卒2年目とは思えない落ち着きを見せる22歳は、開幕戦で火ぶたを切る存在になれるか。(FOOTBALL ZONE編集部・金子拳也 / Kenya Kaneko)

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