セードルフ監督、試合中に神業披露 選手唖然の“革靴トラップ”に反響「冗談だろ!」

Football ZONE web / 2018年4月17日 11時3分

■ビルバオ戦でタッチラインを割った浮き球をバックスピンをかけて足もとにピタリ

 かつての名選手にとって、ブランクによる衰えはないのかもしれない。現地時間14日のリーガ・エスパニョーラ第32節のアスレティック・ビルバオ対デポルティボ戦は、両チーム合計5ゴールが生まれる乱打戦となったが、試合結果と同等以上の注目を集めたのが、デポルティボのクレランス・セードルフ新監督だった。タッチラインを割った浮き球を絶妙なトラップで足元に収める圧巻のテクニックに、「革靴であのクオリティーかよ」「バックスピンまでかけてる」と反響を呼んでいる。

 降格圏の18位に低迷するデポルティボは、ビルバオの敵地に乗り込んだ一戦で元スペイン代表FWアドリアン・ロペスが開始14分間で2ゴールを奪い、主導権を握る。後半2分に1点を返されるも、その6分後にFWボルハ・バジェがチーム3点目を挙げ、最終的に3-2で勝利した。前節のマラガ戦(3-2)に続いて連勝を飾り、17位レバンテとの勝ち点差を5に縮めたが、選手たちよりも人々の目を引いたのがセードルフ監督だった。

 センターバックのスイス代表DFファビアン・シェアがクリアしたボールは、左サイドのタッチラインを超えてメインスタンド前のデポルティボベンチ方向へ。テクニカルエリアにいたセードルフ監督は腕組みをしながら空中をジッと見上げ、ボールが落ちてきた瞬間に一歩後ろに下がって左足アウトサイドでトラップ。バックスピンをかけて勢いを殺し、自らの立ち位置を変えることなくピタリと収めてみせた。

 ベンチで見ていた選手たちもこの“神トラップ”には唖然。背後から声をかけられたセードルフ監督は、後ろを振り向くと静かに笑みを浮かべてゲームが続くピッチへと視線を戻した。



■Jリーグでは“監督”ピクシーがシュートを決めた例も

 スペインのテレビ番組「El Dia Despues」の公式ツイッターは、「デポルティボのベンチはセードルフのボールコントロールに興奮」と綴って動画を公開。コメント欄には「革靴であのクオリティーかよ」「バックスピンまでかけてる。興奮したぜ」「フットボールで最も魅力的な男」「冗談だろ! 超一流だ」と驚きの声が並んだ。

 オランダ紙「テレグラフ」も「デポルのベンチはセードルフを堪能する」と特集。セードルフ監督は2014年にボタフォゴを退団&現役引退してACミランの指揮官となったが、「引退して何年も経つが、ボールコントロールに寸分の狂いもない」と記し、ベルギー代表MFザカリア・バッカリらベンチの選手たちが、アヤックス、レアル・マドリード、ミランと各国の名門で計4度UEFAチャンピオンズリーグを制した名MFの技術を楽しんだと伝えている。

 監督のテクニックと言えば、Jリーグでも2009年に当時名古屋グランパスの監督だった“ピクシー”ことドラガン・ストイコビッチ氏が、タッチラインを割ったボールを革靴のまま敵陣にシュートし、綺麗な放物線を描いてゴールネットを揺らして退席処分になった例がある。

 セードルフ監督は2月5日に就任以降、最初の8試合で3分5敗と苦しんだが、初勝利を飾った前節のマラガ戦から2連勝。残留に向けて、良い波に乗りつつあるようだ。


(Football ZONE web編集部)

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