中目黒のカフェで、コーヒーとあんバターサンドのペアリングを楽しむ：アロー【ファージーの特等席 vol.22】

ファッション誌『FUDGE(ファッジ)』公式サイト。ファッションやビューティー情報をウェブ限定で特集するオリジナルコンテンツ《FUDGE tab.》や《占い》、《ワールドファッションスナップ》、コラムやプレゼント企画などデイリーに更新されるコンテンツが盛りだくさん。

コーヒー好きなシロクマのファージーは、今日もどこかでカフェタイムを満喫中。お気に入りのお店はいくつもあって、それぞれに好きなスペース（特等席）とメニューがあるらしい。中でもとっておきのお店を毎月1軒ずつご紹介。この特等席ですてきな時間をすごしてみてはいかが？

 

今月の特等席：〈alors〉

“COFFEE”の看板が目印の〈alors（アロー）〉は、中目黒駅から徒歩7分程度の住宅街にあるカフェ。パリの街角にある小さなコーヒー店をイメージしたという店舗は、カジュアルで洒落た空間の中にどこかローカルな雰囲気が漂っていて、同店を目当てにこのエリアに赴く人以上に、ご近所さんたちのデイリーユースな店として愛されている様子が伺える。当初からオーナーの鈴木芙紗代さんは“日常的な1杯”の提供を大事にしていて、例えばそれは、シグネチャーコーヒーである「アローブレンド」の“どんな人でも飲みやすく、毎日飲みたくなるような味”というコンセプトからも感じ取ることができる。フードメニューで人気のサンドイッチに至っては、自家製の高加水パンを使用していて、このパンをオーナー自ら焼いているというのも驚く。フランスパンのように外側カリッと中身もっちりの食感で、とにかく美味しいと評判。「コーヒーとフードをテイクアウトして目黒川沿いのお花見を楽しむのもいいな」とファージー。

 

カフェタイムに、アローで楽しみたいメニュー

・プアオーバー ¥650〜　※豆により価格が異なる、今回は「アローブレンド」（¥650）でオーダー

・ホームメイドブレッド「あんバター」 ¥480

プアオーバーとは、いわゆるハンドドリップコーヒーのこと。豆はテイストの系統が異なる8種類から選ぶことができ、今回はお店にとって一番スタンダードなコーヒーとも言えるオリジナルブレンドの「アローブレンド」でオーダー。古き良き喫茶店のコーヒーのようなしっかりとしたコクのあるビターな味わいでありながら、スイートな後味と軽やかな余韻が感じられる。1番人気のフードメニュー、自家製の高加水パンを使った「あんバター」サンドとのペアリングは間違いなくオススメ！

 

ファージーのコーヒーメモ

豆の煎り具合：浅煎り　中煎り　︎中深煎り　深煎り

しっかりとしたコク味：★★★★

甘さと余韻が感じられる：★★★★

あんバターとの相性：★★★★★

 

ファージー’s VIEW

  

  

  

a.店内に飾られたこの絵は、オーナーがお母さんから開店祝いとして贈られたものだそう。 b.ロゴマークのキャラクター“アローちゃん”。 c.自家製の焼き菓子類は、白砂糖の使用を減らしたり、ヴィーガンのものがあったりと体にやさしいレシピにこだわっている。 d.「プアオーバー」抽出中の1コマ。 e.「アローブレンド」を使った「カフェラテ」（¥650）も美味しい。「アローちゃんクッキー」（¥350）との相性もばっちり。 f.窓際の席もファージーのお気に入り。

 

アロー

住所：東京都目黒区上目黒2-40-26 クレアトール中目黒 1階

TEL： [phone]

営業時間：8:00～18:00 ※火曜休、ほか不定休あり。Instagramを要確認。

Instagram：@alors_nakameguro

 

ファージーのショップカードコレクション

コンパクトなスクエア型がかわいい！

 

WHO IS ファージー？

“ファージー”は、FUDGEの20周年を記念して生まれた公式キャラクター。おっとりしているけれど好奇心旺盛なシロクマ。熱々のコーヒーが大好き（でも猫舌）で、カフェのテラス席愛好家だけど、冬場は寒いので屋内席を選ぶことも。近頃は、新生活を始める仲間を応援しているみたい。作者は、漫画家のウィスット・ポンニミットさん（通称・タムくん）。

 

 

illustration_Wisut Ponnimit
photograph_Daisuke Taniguchi
edit & text_Ryoko Suzuki
design_Nakamura Hiroe

 

FUDGE vol.249 2024年4月号より