代々木公園のご近所にある、自分だけのコーヒーを淹れてもらえる店：喫茶 ロストロ【ファージーの特等席 vol.23】

ファッション誌『FUDGE(ファッジ)』公式サイト。ファッションやビューティー情報をウェブ限定で特集するオリジナルコンテンツ《FUDGE tab.》や《占い》、《ワールドファッションスナップ》、コラムやプレゼント企画などデイリーに更新されるコンテンツが盛りだくさん。

コーヒー好きなシロクマのファージーは、今日もどこかでカフェタイムを満喫中。お気に入りのお店はいくつもあって、それぞれに好きなスペース（特等席）とメニューがあるらしい。中でもとっておきのお店を毎月1軒ずつご紹介。この特等席ですてきな時間をすごしてみてはいかが？

 

今月の特等席：〈喫茶ROSTRO〉

渋谷区富ヶ谷にある〈喫茶ROSTRO（ロストロ）〉は、ドリンクメニューのないコーヒー専門店。焙煎所を併設する喫茶でありながら、お店の定番やシグネチャーブレンドといったものは設けずに、オーナーで焙煎師の清水慶一さんを筆頭に同店のコーヒー職人たちが、お客さんの好みや今の気分などを伺いながら、熟練の腕とセンスで即興的にブレンド。レシピのない唯一無二のコーヒーを提供している。“感じること”を大事にしていて、コーヒー用の器具は自分の感覚を頼りに扱うアナログな道具にこだわったり、注文時の対話の中で出てきた思い出や理想の味の具現化をしたりといったようなことを通して、“人間の仕事”ならではの趣が1杯のコーヒーに表現されていく。客席はバーのようなカウンタースタイルで、ちょっぴり大人な気分にひたれるから、特別な日のブレイクタイムにもオススメ。「同じ味は2度と出すことができないそう、今この1杯だけの味わいを堪能してみて」とファージー。

 

カフェタイムに、喫茶 ロストロで楽しみたいメニュー

・コーヒー ¥1000〜 （自家製クッキー付き）

※決まったメニューはなく、あなただけの1杯を提供

一期一会、唯一無二という言葉が相応しい〈喫茶ロストロ〉のコーヒー。既存のメニューはなく、コーヒー職人がお客さん1人1人に味の好みや今の気分をヒアリングをしながら豆を選び、感覚を頼りにブレンド。同じものはまたとない“1杯限り”のコーヒーを抽出し、提供している。今回ファージーは「リラックスできて、自分と向き合えるコーヒー」をオーダー。オーナー作の1杯は、シンプルなフレーバーにナッツのニュアンスが溶け込んでいて、春の雰囲気にもぴったりな心地よい味わい。

 

ファージーのコーヒーメモ

豆の煎り具合：浅煎り　中煎り　︎中深煎り　深煎り

コクのあるマイルドビター感：★★★★

隠し味のナッツフレーバー：★★★

世界に1杯だけの特別感：★★★★★★

※参考：今回淹れてもらったコーヒー

 

ファージー’s VIEW

  

  

  

a.b.テラス席は上質なコーヒーを気軽に楽しめる〈スタンド ロストロ〉として営業。テイクアウトもOK。人気のフード「ツナチー」（〈喫茶 ロストロ〉でもオーダー可）は、ツナとチェダーチーズのサンドイッチ。「本日のコーヒー」（¥500～）とともに楽しみたい。 c.d. 〈喫茶 ロストロ〉の個性豊かなカップ。自分のコーヒーが注がれるのはどれだろう？ e.f.コーヒー関連の器具はアナログのものを採用。これも感覚と手仕事を大事にする同店のこだわり。

 

喫茶 ロストロ

住所：東京都渋谷区富ヶ谷1-14-20 サウスピア1F

TEL：[phone]

営業時間：8:00〜20:00 ※火曜休、ただし〈スタンドロストロ〉のみ8:00〜17:30で営業

WEB：

Instagram：@cafe_rostro

 

ファージーのショップカードコレクション

さりげなく光沢感のあるカード

 

WHO IS ファージー？

“ファージー”は、FUDGEの20周年を記念して生まれた公式キャラクター。おっとりしているけれど好奇心旺盛なシロクマ。熱々のコーヒーが大好き（でも猫舌）で、カフェのテラス席愛好家。と言いつつも、屋内の席も満喫している。近頃は、街中で見つけた花を撮るのがマイブーム。作者は、漫画家のウィスット・ポンニミットさん（通称・タムくん）。

 

 

illustration_Wisut Ponnimit
photograph_Daisuke Taniguchi
edit & text_Ryoko Suzuki
design_Nakamura Hiroe

 

FUDGE vol.250 2024年5月号より