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韓国・ソウルで行きたい、お茶とデザートが楽しめるティールーム《TOVE》-韓国・ソウル/お茶屋【前田エマのソウルをぐるり】

fudge.jp / 2024年6月28日 21時0分

韓国・ソウルで行きたい、お茶とデザートが楽しめるティールーム《TOVE》-韓国・ソウル/お茶屋【前田エマのソウルをぐるり】

ズラッと見せます“ ゆるっとトラッド”。ジャケットにゆるいTシャツを忍ばせたり、オーバーサイズを組み...

前田エマちゃんによる、韓国カルチャーガイドブック『アニョハセヨ韓国』(好評発売中!)を記念して、以前にFUDGE.jpで連載していた「前田エマの東京ぐるり」が「ソウルをぐるり」として短期連載で帰ってきました!(おかえりなさいっ)ここでは、WEB限定でエマちゃんお気に入りのお店を紹介します。

お久しぶりです!
前田エマです。
2023年、かねてから文化や歴史について興味関心のあった韓国へ留学し、半年ほど生活しました。
そこで出会ったたくさんの人たちのことを書いた本、『アニョハセヨ韓国』を出版させてもらうことになりました。
この本には、かわいいお店や美味しい店、クリエイターやファッションを仕事にしている人などが登場します。
美術館や博物館、文学や映画ガイドも…と盛りだくさんの内容です。
ここでは本に掲載しきれなかった好きなお店についてご紹介したいと思います。

 

 

ー湯気の隙間で《TOVE》ー

 

韓国・ソウルといえば、コンセプチュアルでおしゃれなコーヒーショップがたくさんあるイメージが強いかもしれませんが、お茶のお店も実は充実しています。

今回は、いまのソウルを感じられるようなお茶のお店《TOVE》を紹介します。

この店では、お茶と、食べるのがもったいないくらい可愛らしいデザートが楽しめます。

台湾や中国のお茶が多いのですが、私が今まで見たことのないような、一風変わった香りや味のものもあり、新しいお茶の世界が開くような、そんなお店です。

 

 

デザートは、レモンの形をしたゼリーや、お花を散りばめたヌガーグラッセ、季節のフルーツを使ったパフェなど、キュンと胸が鳴るようなものばかり。

 

 

このお店の魅力のひとつは、とっても可愛らしくユニークな茶器たちです。

作家たちとコラボレーションして生み出された茶器たちは、購入することもできます。

 

 

机の上に並んだおしゃれな茶器とデザート。

思わず写真を撮って、何度も見返し、ニヤニヤしてしまいます。

 

 

店主に尋ねると、中国に住んでいたときに触れたお茶の文化に魅了されたことが、お店を始めたきっかけだそう。

お茶を楽しむ時間は、落ち着くことができ、自分自身に集中することができ、慰めになったと言います。

そんな豊かな時間を、韓国の友人たちにも紹介したくて、最初はポップアップストアからスタートしたそうです。

 

 

韓国には「韓国茶」というお茶があります。

高麗人参をはじめとする健康茶。

収穫する季節などにより名前の変わる緑茶。

果実や花を使ったものなど、種類も色々です。

《TOVE》は歴史的街並みが残る街にあるのですが、韓国茶がいただけるカフェも周りにたくさんあります。

ぜひ色々と覗いてみてほしいです。

 

《今週のぐるり服》

手作りのニット帽で少しファニーな雰囲気にしてみました。

ワンピース/mame kurogouchi、タイツ/靴下屋、靴/Keds(韓国で購入)、帽子/自分で編んだ

**********************************************

文・モデル:前田エマ Maeda Emma

1992年神奈川県生まれ。東京造形大学在学中にオーストリア ウィーン芸術アカデミーへ留学。モデル、エッセイ、写真、ペインティング、ラジオパーソナリティなど幅広く活動。アート、本、映画、ファッションにまつわるエッセイを雑誌やWEBに寄稿。連載も多数。2022年、初の小説集『動物になる日』(ミシマ社)を上梓。2023年3月から半年間、ソウルの延世大学校 韓国語学堂で学ぶ。2024年6月20日に韓国カルチャーガイドブック『アニョハセヨ韓国』(三栄)を上梓。Instagram:@emma_maeda

写真:長田果純 Osada Kasumi

1991年、 静岡県生まれ。14歳の頃、実家の物置小屋から一台のフィルムカメラを発見し、独学で写真を撮り始める。現在はファッションのカタログやポートレート、映画のスチールなどで活躍中。プライベートでは自身の感覚を軸に写真を撮り続けている。Instagram:@osada__

information

TOVE(トオベ)

ソウル特別市鐘路区仁寺洞ギル62−4 3F
Instagram:@room.tove

※最新の情報はInstagramをご確認ください。

《TOVE》が位置する安国(アングク)は、韓国を代表する古宮のひとつである景福宮(キョンボックン)や昌徳宮(チャンドックン)へ行く最寄りとして知られ、韓国の伝統と文化が感じられる場所。韓屋式の施設も多く、昔ながらの街並を楽しむことができる。

隠れ家カフェが多いことでも有名だが、コーヒーが主流の韓国で、お茶の専門店はまさに店名通り《トオベ》(韓国語で“特別”の意味)で、多種多様なお茶をメインに、ホームメイドデザートも提供する。絶品なのは、無花果のパフェ! これからの時季はかき氷などの季節限定スイーツも楽しみ。メニューの説明は日本語表記もあるので安心。とっておきの時間を過ごしてみて!

 

text:Matsumoto Shoko

 

\前田エマによる、韓国カルチャーガイドブック『アニョハセヨ韓国』/

好評発売中!

ソウルの注目スポット散歩、アーティストたちの現在

会いに行きたい人がいる、韓国文化を味わえる場所

食、アート、骨董、工芸、タトゥー、香り、文房具……ひとりひとり、情熱を持って仕事に向き合っている人たちが営む韓国・ソウルのカルチャースポットを前田エマさんのテキストで紹介。長田果純さん撮影の写真も現地の雰囲気を伝えてくれます。ソウルへ行く予定があれば必携、予定がなくても眺めるだけで楽しいソウルのカルチャーガイドになっています。

韓国のクリエイターとファッションシューティング

カメラマン、ヘアメイク、スタイリストとソウルのスタジオとストリートで、前田エマさんをモデルにファッション撮影を敢行。撮影の舞台裏についてトークしています。また、ライブハウス〈モレネ極楽〉を拠点に活動するバンド〈CHS〉にインタビュー。イラストと文章でベストセラーを生み出す〈ダンシングスネイル〉さんにも、じっくり話を聞いています。日本でも話題のシンプルでインパクトのある映画ポスターを制作しているデザインスタジオ〈PROPAGANDA〉訪問記も。

文学、アート、日常で訪れた場所……個人的おすすめリスト

韓国で愛されている「詩」について、茨木のり子と尹東柱、おすすめの文学、ハングルの話、美術館や博物館のガイド、日本にいながら韓国に出合える場所などを前田エマさんの視点で紹介。非武装地帯DMZを訪れたツアーのこと、韓国のハワイとも呼ばれる済州島への旅、そして留学中に通った店や韓国の記念日の風景を記録したスナップショット・ダイアリー。韓国文化を、もっと知るための手掛かりになれば幸いです。

 

 

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