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韓国・ソウルで見つけた、おすすめ音楽スポット《バイブドゥブルロバドゥ》-韓国・レコードバー/ファッション【前田エマのソウルぐるり】

fudge.jp / 2024年7月12日 21時0分

韓国・ソウルで見つけた、おすすめ音楽スポット《バイブドゥブルロバドゥ》-韓国・レコードバー/ファッション【前田エマのソウルぐるり】

『FUDGE』本誌と一緒に見たらもっと楽しく、もっといつものコーディネートが素敵になる、雑誌連動の特...

前田エマちゃんによる、韓国カルチャーガイドブック『アニョハセヨ韓国』(好評発売中!)を記念して、以前にFUDGE.jpで連載していた「前田エマの東京ぐるり」が「ソウルをぐるり」として短期連載で帰ってきました!(おかえりなさいっ)ここでは、WEB限定でエマちゃんお気に入りのお店を紹介します。

お久しぶりです!
前田エマです。
2023年、かねてから文化や歴史について興味関心のあった韓国へ留学し、半年ほど生活しました。
そこで出会ったたくさんの人たちのことを書いた本、『アニョハセヨ韓国』を出版させてもらうことになりました。
この本には、かわいいお店や美味しい店、クリエイターやファッションを仕事にしている人などが登場します。
美術館や博物館、文学や映画ガイドも…と盛りだくさんの内容です。
ここでは本に掲載しきれなかった好きなお店についてご紹介したいと思います。

 

 

ーソウルでシティポップ《バイブドゥブルロバドゥ》ー

 

韓国での留学生活で、たくさん面倒を見てくれた素敵なお姉さんがいるのですが、彼女が何度か連れていってくれたレコードバーが《バイブドゥブルロバドゥ》です。

私は日本でも時々レコードバーに足を運ぶのですが、ここは私の好きな、気取っていないオーソドックスな雰囲気。

なんだか日本に居るのでは?と勘違いしてしまうような、懐かしいような感じがします。

お店には大きな看板などは無く、目印も無いので、知っている人は知っているような、とっておきの場所のような気もします。

 

 

私が留学していた2023年は、日本のシティポップが韓国でとっても流行っていました。

レコードショップなどに行っても「え? ここは日本?」と思うくらい品揃えが豊富。

ユーミン、竹内まりや、山下達郎、大貫妙子、大瀧詠一など、90年代生まれの私でさえ、名前も曲も知っているようなミュージシャンだけでなく、私が知らないような(しかし当時は大人気だったのだろう)ミュージシャンのレコードも、たくさん見かけました。

 

 

初めてこのレコードバーに訪れた日、リクエストを書く紙をもらって、私は大好きな「はっぴいえんど」の「風をあつめて」を書きました。

するとすぐにレコードを出して、かけてくれたのをよく覚えています。

なんと10000枚以上のレコードがこのお店にはあるそうで、約20年間かけて集めたのだと言います。

 

 

私はバーに行くとカクテルを頼みがちなのですが、このお店で人気なのはジントニック系のドリンクと、EBISUビールだそう。

 

 

韓国の若者たちは、日本語が話せる人が想像以上に多く、日本風の居酒屋なども若者を中心に人気があります。

そこにはかつてとは違う、とても前向きで明るい理由があり、こういったカルチャーでの交流が、この先も続いていくといいなと思いました。

 

《今週のぐるり服》

自分で編んだ、もこもこの帽子がポイントです!

ニット帽/MISU A BARBEのワークショップで作った、ニット/TORICI、パンツ/ユニクロ、靴/Blundstone

 

**********************************************

文・モデル:前田エマ Maeda Emma

1992年、神奈川県生まれ。東京造形大学卒業。オーストリア ウィーン芸術アカデミーに留学経験を持ち、在学中から、モデル、エッセイ、写真、ペインティング、朗読、ナレーションなど、その分野にとらわれない活動が注目を集めている。2023年から韓国留学。2024年6月20日に韓国カルチャーガイドブック『アニョハセヨ韓国』(三栄刊)を上梓。Instagram:@emma_maeda

写真:長田果純 Osada Kasumi

1991年、 静岡県生まれ。14歳の頃、実家の物置小屋から一台のフィルムカメラを発見し、独学で写真を撮り始める。現在はファッションのカタログやポートレート、映画のスチールなどで活躍中。プライベートでは自身の感覚を軸に写真を撮り続けている。Instagram:@osada__

information

バイブドゥブルロバドゥ(VIBD BLVD)

ソウル市龍山区漢江大路164 2階
Instagram:@vibdblvd

※最新の情報はInstagramをご確認ください。

《バイブドゥブルロバドゥ》が位置するのは、ソウル駅と龍山(ヨンサン)駅の中間にある三角地(サムガッチ)駅すぐ。南山のあるソウルの中心地で、伝統ある食堂と、いわゆる日本式の積山家屋という100年ほど前の家もあちこちに残っているような場所だったが、《バイブドゥブルロバドゥ》ができてからは、オーナー曰く「第2の梨泰院のように変わりつつある」そう。

店は連日多くの若者で賑わう。DJは音楽に対する知識が幅広く、様々なジャンルに精通。リクエストされる曲たちの繫がりも聴き所のひとつ。好きな音楽に身を委ねて、自由な時間を過ごすにはうってつけの場所だ。ただ、オープン日時は不定期なので、必ずInstagramをチェックして。

《バイブドゥブルロバドゥ》のすぐ隣にある《シティ ボーイ三角地》も実はかなりおすすめ。レトロなネオンやブラウン管テレビなど、雰囲気のある飲食店なので、《バイブドゥブルロバドゥ》と共に訪れてみてほしい。

 

text:Matsumoto Shoko
cooperation:Lee Jiminy

 

\前田エマによる、韓国カルチャーガイドブック『アニョハセヨ韓国』/

好評発売中!

ソウルの注目スポット散歩、アーティストたちの現在

会いに行きたい人がいる、韓国文化を味わえる場所

食、アート、骨董、工芸、タトゥー、香り、文房具……ひとりひとり、情熱を持って仕事に向き合っている人たちが営む韓国・ソウルのカルチャースポットを前田エマさんのテキストで紹介。長田果純さん撮影の写真も現地の雰囲気を伝えてくれます。ソウルへ行く予定があれば必携、予定がなくても眺めるだけで楽しいソウルのカルチャーガイドになっています。

韓国のクリエイターとファッションシューティング

カメラマン、ヘアメイク、スタイリストとソウルのスタジオとストリートで、前田エマさんをモデルにファッション撮影を敢行。撮影の舞台裏についてトークしています。また、ライブハウス〈モレネ極楽〉を拠点に活動するバンド〈CHS〉にインタビュー。イラストと文章でベストセラーを生み出す〈ダンシングスネイル〉さんにも、じっくり話を聞いています。日本でも話題のシンプルでインパクトのある映画ポスターを制作しているデザインスタジオ〈PROPAGANDA〉訪問記も。

文学、アート、日常で訪れた場所……個人的おすすめリスト

韓国で愛されている「詩」について、茨木のり子と尹東柱、おすすめの文学、ハングルの話、美術館や博物館のガイド、日本にいながら韓国に出合える場所などを前田エマさんの視点で紹介。非武装地帯DMZを訪れたツアーのこと、韓国のハワイとも呼ばれる済州島への旅、そして留学中に通った店や韓国の記念日の風景を記録したスナップショット・ダイアリー。韓国文化を、もっと知るための手掛かりになれば幸いです。

 

 

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