髪悩みを逆手に取ってアレンジするのもひとつの手。「ペタッとなるならそのままタイトにまとめたり。悩み=個性と捉えたら、気持ちもハッピーになりますよね」FUDGE本誌で活躍中のヘア&メイクアップアーティスト・長澤葵さんに、この時期のヘアアレンジを教えてもらいました。
乗り切るヘアアレンジ…思い切ってペトペトにまとめる
1.ブラッシングしたら、ざっくりセンターで分ける。「ピシッときれいに分けるのではなく、あえて雑にしたほうが後ろの髪とのバランスがいいです」
2.髪全体にグリースなど、しっかりまとまるタイプのスタイリング剤をつけたら、前髪や出てくる毛をピンで留める。
3.手櫛で髪をひとつにまとめ、長めのゴムで結ぶ。
4.ゴムの最後のひと巻きを、ポニーテール部分にからませながら、毛先を折り畳むようにまとめる。
muts
【モデル使用】かなりしっかりホールドしてくれるハードタイプのグリース。手櫛を通すだけで自然な束感を実現。補修成分・アジャスト型アミノ酸が毛髪内部に作用して、ケラチン繊維を補強しながらスタイルをキープ。
Amatora aphia
そこまで固めずとも毛流れは際立たせたい!という人には、バターのようにやわらかなバームタイプを。ハンドやボディの保湿ケアにも使えるノンシリコーン。シトラスハーブ調の香りで使ったあとに手洗い不要なのも楽ちん。サロン専売品。
N.
髪にやわらかくなじんで程よいツヤとウェット感を与える、水溶性グリース。メンズラインなので、硬め・毛量多めの人にもぴったり。加水分解ケラチン配合で、傷んだ髪の補修効果も。伊予柑の精油をブレンドした心地よくフレッシュな香り。サロン専売品。
LIRIO
ジェルのようにみずみずしく伸ばしやすい、新感覚グリース。時間が経ってもパリパリにならないので、ショートヘアならなじませて手櫛でささっと整えるだけでもスタイルがキマるのが嬉しい。お湯で簡単にオフできる設計で洗髪時のダメージも軽減。
ヘア&メイクアップアーティスト
長澤 葵さん
大阪生まれのアメリカ&カナダ育ち。サロンワークを経てメイクアップアーティスト・石川智恵さんに師事。2011年に独立し、ファッションやビューティ、広告などで幅広く活動。オーガニックにも精通し現在はアロマセラピーを勉強中。自身もくせ毛に悩まされ、ヘアケアには特に関心が高い。
photograph_Morito Miho
styling_Akashi Emiko
hair & make-up_Nagasawa Aoi
model_Ann Angel
edit & text_Yoshida Kei
design_Honda Yasuki
FUDGE vol.251 2024年6月号より