Hei hei!
皆さまこんにちは、Yumiです。
段々と秋の気配を感じるようになってきましたね。
夏の暑さに奪われていた「旅欲」がむくむくと湧いてきたわたし。
思い立ったが吉日、さっそく岡山旅を決行しました。
目的地は、玉野市にある宇野港周辺と、北東部の奈義町。
宿・食・アートを「ゆったり」楽しもう!ということで、
プランを決めない旅がスタートしました。
– 豊かな自然の中でナチュラルワインを堪能
ランチで訪れたのは岡山市街から車で約30分のところにある、
ルーラルカプリ農場。
壁に描かれたポップなアートと陽気な音楽が流れる穏やかな場所で
山羊が育てられています。
レストランの中には、大量のナチュラルワインと
壁一面に貼られたショップカード、レコードが目に飛び込んできます。
店主のワクワクが詰め込まれた、ここでしか感じられない
ユニークな雰囲気が流れます。
天気が良かったので、こちらのテラス席へ。
すぐ横では山羊が暮らしており、のんびりした時間の中でも
食や命について思いを巡らす良いきっかけになりました。
オレンジワインに合わせて頂いた前菜はこちら。
素材の風味を生かすよう工夫された、スパイスの使い方が絶妙でした。
真ん中にのっている白いものは、山羊のチーズ。
さっぱりとした酸味が特徴で、鼻に抜ける香りが独特。
留学していたノルウェーでよく食べられるブルノスト
(山羊乳のホエイにミルクとクリームを混ぜたキャラメル風味のチーズ)
を彷彿とさせる味で、とても懐かしくなりました。メインのパニーノはとってもボリューミー。
地元食材がたっぷり入っており、フォカッチャは塩気が効いていて
ワインとの相性が抜群です。
ピリ辛ペーストと山羊チーズという組み合わせを初めて堪能でき、
大満足のランチとなりました。
– ギャラリーのようなアンティークショップ
田んぼのど真ん中に建つANTONYM(アントニム)。
店内に並ぶヨーロッパの小物や洋服は、お店の周りの自然と調和し、
まるで絵画の中を散歩している気持ちに。
余白の取り方と、商品の飾り方がまるでギャラリーのようで、
特にものづくりや空間デザインをしている方は、インスパイアリングな時間を過ごせると思います。
ヨーロッパのデザイナーズブランドや北欧ヴィンテージというセレクト。
唯一無二なアイテムに出逢える、心ときめく場所です。
-アットホームなワインショップで・・・
旅に出ると、その土地のお店でナチュラルワインを買って、
ホテルで飲むのがわたしの定番。
今回訪れたのは、
岡山市だけでなく県外でも名高い、slowcave(スロウカーヴ)。
店員さんとの会話の中で、その土地の事やおすすめスポットを教えてもうと
「いつもと違う土地にいる!」と実感できるから、大切にしています。
軽やかでフルーティなオレンジワイン。
夜、お宿でケーキと共にいただきました。大人の贅沢じかん。
-シンプルな空間で感じる小さな喜び
お宿に選んだのは、玉野市は宇野港にひっそりと佇むuno nido o’ku。
「ゆったり」が目的の今回の旅にぴったりなコンセプトホテル。
一棟貸切で、街から遠く離れているかのような静寂が。
室内は壁や床の柔らかな質感や、入口に広がる白のカーテンが特徴的。
そんな優しさと調和するのは、建築の梁の力強さ。
澄み切った空気の中で、建築や内装、雰囲気を体感できたことは
この旅で一番記憶に残るものとなりました。
そして驚いたのはこのスツール!
ノルウェー留学中によく目にしていたので、まさかここで再会できるとは。
Trævarefabrikken(ツァイワールファブリッケン)という
デンマークの老舗インテリアメーカーのNordic stool。
北欧らしいシンプルさと機能性を兼ね備えたデザインで、
この空間と非常にマッチしています。
-週末オープンの小さな焼き菓子店
夜ごはんまで少し時間があったので、
お宿から歩いてすぐにある、belk bakesへ。
素朴でほんのり甘い、ヴィーガンドーナツやオートミールクッキーなどのお菓子が並びます。
-瀬戸内の味を、ジャンルを問わない料理で体験
夜ごはんにやってきたのは、ごはんとおさけ おいとま。
肩肘張らずに入れる店内の雰囲気のお陰か、
老若男女、さまざまな人がひっきりなしに訪れていました。
はじめに注文した前菜盛り合わせは、どれも一捻り加わった味付けで
何の調味料・・?と想像しながら頂いたのも良い思い出。
岡山に来たら、やっぱり飲みたくなる
新見市にあるワイナリー、domaine tettaのワイン。
ついさっき栽培したブドウを絞ったかのような爽やかな味。
ブドウ本来の風味を口いっぱいに感じることが出来ます。
-建築、作品、そして自然
世界的な建築家、磯崎新氏が設計した、奈義町現代美術館(通称Nagi MOCA)。
太陽、月、大地と名付けられた3つの展示室から構成され、
空間そのものが展示の大きな要素となっています。
建物、空気、光と作品の関係についても思いを巡らせながら、館内を周りました。
秋の岡山、本当に空気が綺麗で、深呼吸を何度もしたくなる旅でした。
都会の喧騒を忘れさせてくれる、そんな土地に足を運んで
心と体を整える旅をしてみませんか。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
では、次の投稿でお会いしましょう!
Ha det bra!
Yumi Goda
1998/11/19生まれ。
北欧のデザインに魅せられ、学生時代にノルウェー留学を経験。
現在はインテリア業界に勤めながら、カメラや執筆を楽しむ。