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心と体にご褒美を、秋のゆったり旅【FUDGENA:YUMIの My Nordic Life vol.74】

fudge.jp / 2024年11月6日 19時30分

心と体にご褒美を、秋のゆったり旅【FUDGENA:YUMIの My Nordic Life vol.74】

11月になって本格的にアウターが必要な季節になってきた。そこでデニムを主役にした、ダウンベストやデニ...

Hei hei!

皆さまこんにちは、Yumiです。

段々と秋の気配を感じるようになってきましたね。

夏の暑さに奪われていた「旅欲」がむくむくと湧いてきたわたし。

思い立ったが吉日、さっそく岡山旅を決行しました。

目的地は、玉野市にある宇野港周辺と、北東部の奈義町。

宿・食・アートを「ゆったり」楽しもう!ということで、

プランを決めない旅がスタートしました。

 

– 豊かな自然の中でナチュラルワインを堪能

ランチで訪れたのは岡山市街から車で約30分のところにある、

ルーラルカプリ農場。

壁に描かれたポップなアートと陽気な音楽が流れる穏やかな場所で

山羊が育てられています。

レストランの中には、大量のナチュラルワインと

壁一面に貼られたショップカード、レコードが目に飛び込んできます。

店主のワクワクが詰め込まれた、ここでしか感じられない

ユニークな雰囲気が流れます。

天気が良かったので、こちらのテラス席へ。

すぐ横では山羊が暮らしており、のんびりした時間の中でも

食や命について思いを巡らす良いきっかけになりました。

オレンジワインに合わせて頂いた前菜はこちら。

素材の風味を生かすよう工夫された、スパイスの使い方が絶妙でした。

真ん中にのっている白いものは、山羊のチーズ。

さっぱりとした酸味が特徴で、鼻に抜ける香りが独特。

留学していたノルウェーでよく食べられるブルノスト

(山羊乳のホエイにミルクとクリームを混ぜたキャラメル風味のチーズ)

を彷彿とさせる味で、とても懐かしくなりました。メインのパニーノはとってもボリューミー。

地元食材がたっぷり入っており、フォカッチャは塩気が効いていて

ワインとの相性が抜群です。

ピリ辛ペーストと山羊チーズという組み合わせを初めて堪能でき、

大満足のランチとなりました。

– ギャラリーのようなアンティークショップ

田んぼのど真ん中に建つANTONYM(アントニム)。

店内に並ぶヨーロッパの小物や洋服は、お店の周りの自然と調和し、

まるで絵画の中を散歩している気持ちに。

余白の取り方と、商品の飾り方がまるでギャラリーのようで、

特にものづくりや空間デザインをしている方は、インスパイアリングな時間を過ごせると思います。

ヨーロッパのデザイナーズブランドや北欧ヴィンテージというセレクト。

唯一無二なアイテムに出逢える、心ときめく場所です。

-アットホームなワインショップで・・・

旅に出ると、その土地のお店でナチュラルワインを買って、

ホテルで飲むのがわたしの定番。

今回訪れたのは、

岡山市だけでなく県外でも名高い、slowcave(スロウカーヴ)。

店員さんとの会話の中で、その土地の事やおすすめスポットを教えてもうと

「いつもと違う土地にいる!」と実感できるから、大切にしています。

軽やかでフルーティなオレンジワイン。

夜、お宿でケーキと共にいただきました。大人の贅沢じかん。

-シンプルな空間で感じる小さな喜び

お宿に選んだのは、玉野市は宇野港にひっそりと佇むuno nido o’ku。

「ゆったり」が目的の今回の旅にぴったりなコンセプトホテル。

一棟貸切で、街から遠く離れているかのような静寂が。

室内は壁や床の柔らかな質感や、入口に広がる白のカーテンが特徴的。

そんな優しさと調和するのは、建築の梁の力強さ。

澄み切った空気の中で、建築や内装、雰囲気を体感できたことは

この旅で一番記憶に残るものとなりました。

そして驚いたのはこのスツール!

ノルウェー留学中によく目にしていたので、まさかここで再会できるとは。

Trævarefabrikken(ツァイワールファブリッケン)という

デンマークの老舗インテリアメーカーのNordic stool。

北欧らしいシンプルさと機能性を兼ね備えたデザインで、

この空間と非常にマッチしています。

-週末オープンの小さな焼き菓子店

夜ごはんまで少し時間があったので、

お宿から歩いてすぐにある、belk bakesへ。

素朴でほんのり甘い、ヴィーガンドーナツやオートミールクッキーなどのお菓子が並びます。

-瀬戸内の味を、ジャンルを問わない料理で体験

夜ごはんにやってきたのは、ごはんとおさけ おいとま。

肩肘張らずに入れる店内の雰囲気のお陰か、

老若男女、さまざまな人がひっきりなしに訪れていました。

はじめに注文した前菜盛り合わせは、どれも一捻り加わった味付けで

何の調味料・・?と想像しながら頂いたのも良い思い出。

岡山に来たら、やっぱり飲みたくなる

新見市にあるワイナリー、domaine tettaのワイン。

ついさっき栽培したブドウを絞ったかのような爽やかな味。

ブドウ本来の風味を口いっぱいに感じることが出来ます。

-建築、作品、そして自然

世界的な建築家、磯崎新氏が設計した、奈義町現代美術館(通称Nagi MOCA)。

太陽、月、大地と名付けられた3つの展示室から構成され、

空間そのものが展示の大きな要素となっています。

建物、空気、光と作品の関係についても思いを巡らせながら、館内を周りました。

秋の岡山、本当に空気が綺麗で、深呼吸を何度もしたくなる旅でした。

都会の喧騒を忘れさせてくれる、そんな土地に足を運んで

心と体を整える旅をしてみませんか。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。

では、次の投稿でお会いしましょう!

Ha det bra!

 

 

Yumi Goda

1998/11/19生まれ。

北欧のデザインに魅せられ、学生時代にノルウェー留学を経験。

現在はインテリア業界に勤めながら、カメラや執筆を楽しむ。

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