就職を機に、通勤にも便利なエリアで初めての一人暮らしをスタートされたあんさん。自身のお部屋を持ったことで、こだわるようになったと話すお部屋についてお話を伺っていきます。
趣味の音楽に囲まれたベッドスペース
初めての一人暮らしということもあり、条件は複数もって探されたあんさん。
「社会人になり実家からだと出社に時間がかかるので一人暮らしを始めました。初めての一人暮らしということもあり、オートロック・独立洗面台・鉄筋コンクリート造・日当たりは譲りたくなく、インテリアも好きでテレワークもあるため広さもある程度ほしいと欲張りな物件探しでしたね」
「今回の住まいはこれらの条件に加えて、角部屋・最上階・コンロ2口と想定以上にお手頃な物件で、内見前に押さえて飛び込みました。若干築年数が古く、エレベーターもない物件ではありましたが、それ以外が完璧で気に入っています」
住まいの中でもお気に入りだと話すスペースの1つが、趣味の音楽に囲まれたベッドサイドスペース。
「趣味の音楽に関連するものが集まっています。好きなバンドのポスターやLP、愛用の楽器、 エフェクター型のぬいぐるみなど、同ジャンルのものを集めることでまとまりが出ているのかなと思います」
「ベッドフレームは、一人暮らしを始める前に情報収集する中で、ヘッドボードや引き出し収納の無い、すのこタイプにすることでモノが多くてもすっきり見えると思い選びました」
ベッドスペースでのお気に入りがIKEAの照明「VARMBLIXT」。
「IKEAのドーナツランプは発売してすぐにビビっと来てお迎えしました。レトロな質感、形、色味と他にないデザインでとても気に入っています。オレンジ・曲線多めの部屋にもマッチしていると思います」
夜は、間接照明だけで好きな音楽を流してゆっくりするのが好きな時間だと話すあんさん。テレワークの日は、1日中過ごすこととなるお部屋ですが、スペース毎に使い分けて居心地の良いお部屋づくりをされていました。
抜け感ある素材を意識したテーブル周辺
お部屋の中で最も目を引くインテリアの組み合わせがこだわりだと話すのが、お部屋の中心に設けたテーブルスペース。
「イサムノグチのコーヒーテーブルとアルコランプの組み合わせが大好きです。中心に抜け感のある素材を置くことですっきりみせつつ、上に置くアイテムで個性も出せるのでその時の気分に合わせてレイアウトを変えながら楽しんでいます」
「アルコランプは、私の部屋の主役です。知人の引っ越し手伝いをするうちに自分も何か欲しいという気持ちになり勢いで、ヤフオクに出品されていたものを購入しました」
「アルコランプとしては破格で手に入れられたのですが、想像していた100倍重く、大きくて。一人暮らしの家にはなかなか合わないなあと思いつつ、『この照明が映える家に住む!』という目標にもなってくれているので、我が家では欠かせないインテリアですね」
テーブルの上は、書籍やお香、植物を置いて、気分の切り替えに。休日に、家事を終えて趣味のシーシャをしながら映画を観る時間も憩いの時間の1つだそう。
テーブルからの視線の先にはお気に入りの写真やポストカードも飾って、よりお部屋全体で好きを感じられるようになっていました。
「絵や写真、ポストカードだらけの我が家ですが一番のお気に入りはアメリカニューカラー 時代の写真家、ウィリアムエグルストンのポスターです。なんでもないようで、でも確かに美しい。そんなエグルストンの写真の良さの詰まった1枚だと思います」
好きに囲まれた空間作りの中で、出しっぱなしになっていると気になるリモコン類は、お気に入りの箱に収納。上手く視界に入らないようにしていました。
「『好きなものに囲まれる!』が部屋づくりのモットー。世間的には人気でも、自分ではよく分からないポスター、ポストカードやフェイクのものは置かずに、出会いを大事にしながらこつこつ好きなものを集めるのが楽しみであり、こだわりです。大切に集めたものがしっかり楽しめる空間づくり意識しています」
インテリアのバランスを意識する
自身の愛着あるもので構成されているあんさん。物数は増えてしまいがちですが、各要素のバランスを意識して物の入れ替えや模様替えをされていました。
「素材、色、曲線と直線に高さのバランスに気を付けてお部屋を考えています。素材は木とファブリックメインにピンポイントでガラスやクロームを使うことですっきりと。色は白・オレンジ・アクセントのブルーを中心にしています」
「特にカーテンやラグなど範囲の大きいものは白にすることで解放感のある部屋になるよう意識しています。スタイリッシュすぎる部屋より温かみのある部屋が好きなので曲線を意識して家具選びをしていて、アルコランプやノグチテーブルがその代表ですが、丸過ぎてもぼんやりしてしまうのでバランスを見極めながら買うものは選んでいます」
「家具の高さは低め、脚のある家具かつ脚は円柱など全体のルールもある程度意識しています」
脚のある家具として気になっていた北欧家具は、そのデザインを軸にインテリア探しを進められていました。
「チェスト、サイドボードは韓国のインテリアブランド OTWO のX SKAGEN シリーズのものです。引越し前の情報収集の際に見かけて一目惚れしてしまい、個人輸入して手に入れました。本物の北欧ヴィンテージはなかなか手が出せないですが、こちらは北欧の良さを引き継いだデザインかつお手頃価格と、理想を叶えてくれる大好きな家具です」
サイドボードの対面に設けているデスクは、テレワーク時に必須のスペースですが高さが出てしまうところ。お部屋で寛ぐ際の低めのコーヒーテーブルと座椅子からは見えない様にすることで、生活スタイルとバランスを併せて暮らしやすい部屋が作られていました。
今回のお部屋づくりとSNSでの発信をきっかけに、インテリア好きの方と繋がって、日々刺激をもらっていると話すあんさん。
「魅力的なお部屋をたくさん見ると、私自身の物欲も収まりません。スローケットや間接照明などアップデートしたいアイテムは尽きないので、これからも自分の好きなものを探していきたいなと思っています」
今の住まいをさらに自分好みの空間に磨きつつ、将来的にはアルコランプの映える天井の高いお部屋でインテリアを楽しみたいということで、今後もさらにお部屋づくりへの関心や愛着は高まっていきそうですね。
あんさん(@nowan____)さんのInstagramアカウントはこちら
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text & photo : Tsubottle
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出典: goodroom journal
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